2018.11.30

鉄骨住宅の寿命は何年?

鉄骨住宅を考えている皆様にとって関心が高いのが鉄骨住宅の寿命です。

一般的な木造住宅とどのような差があるのかなど今回は法定耐用年数なども含めてメリット・デメリットなども解説していきます。

ぜひ鉄骨住宅をご検討の方のお役にたてればさいわいです。
鉄骨住宅の寿命

・鉄骨住宅の寿命は?耐用年数との違い

まず、鉄鋼住宅の寿命ですが主に寿命といわれている年数には法定耐用年数と家が単純に住めなくなってしまう寿命の二つがあります。

この法定耐用年数とは、

主に税制上や、会計上でいつまで建物としての価値があるかという期間のことです。

個人で買われる方にはあまり関係のなさそうなことではありますが、また後で説明しますが、各金融機関での住宅ローンにもかかわることとなります。

よく勘違いされている方がいらっしゃいますが、決して法定耐用年数を過ぎたからと言ってその家をすぐに取り壊さなければいけないということはありません。

今の家は頑丈ですので法定耐用年数を過ぎても住宅自体に問題なければ住み続けることが可能です。

しかし、法的には価値がなくなってしまいます。

つまり、住むことはできても価値はない家となるということです。

法定耐用年数を超えた物件というのは中古市場でもかなり値下がりしてしまいます。

また先ほども説明しましたが、法定耐用年数は各金融機関における住宅ローンの融資審査にも活用されています。

各金融機関で異なりますが、大抵は住宅ローンの融資の審査の際、住宅の法定耐用年数を20年と見積もっています。

築20年を過ぎた建物に関しては価値なしと判断され、一応住宅ローンの返済期間は建物の価値があるうち、すなわち建物が担保となる20年間にしなくてはいけません。

しかし、現在35年ローンなどの法定耐用年数以上の返済期間を設定されたローンが多くあります。

これらはその人属性と呼ばれる勤務先、年収などを考慮して組まれているからです。

最近は住宅ローンであっても法定耐用年数によって返済期間が決まることは珍しいケースとなります。

以下国税庁のホームページより鉄骨住宅における法定耐用年数です。

建築構造 法定耐用年数
鉄骨・鉄筋コンクリート造(SRC) 47年
鉄筋コンクリート造(RC) 47年
重量鉄骨(厚さ6mm以上) 34年
軽量鉄骨(厚さ3mm~4mm) 27年
軽量鉄骨(厚さ3mm以下) 19年
木造 22年

この法定耐用年数は木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造など、まず建物の工法や材質によって異なります。

軽量鉄骨造と呼ばれる住宅の法定耐用年数は、使用する鋼材の厚みが3mm~4mmで27年、3mm以下で19年です。ちなみに、厚さが4mmを超えてくると「重量鉄骨」に分類されることもあるので、基本的には最長でも27年ということになります。

木造住宅に比べて法定耐用年数が短く少し不安を覚える方もいるかと思います。

それでは鉄骨住宅が住み続けられる寿命はどのくらいなのでしょうか?

大手住宅メーカーの保証期間やアフターケアの期間を比較してみます。

ダイワハウス

保証やアフターケアは、次のようになっています。

構造耐力上主要な部分の保証・・・20年
雨水侵入、防蟻保証・・・10年
無料点検・・・引き渡し後、1ヵ月後、6ヵ月後、1年後、2年後、5年後、10年後、15年後、20年後、25年後
有料点検・・・30年後、35年後、40年後、45年後、50年後

積水ハウス

構造躯体と雨水侵入防止部分・・・20年
無料点検・・・引き渡し後、5年目、10年目、15年目
有料点検・・・20年以降60年目まで10年毎

パナホーム

構造耐力上主要な部分・・・20年
無料点検・・・引き渡し後、3ヵ月後、1年後、2年後、3年目以降5年毎(25年目まで)
有料点検・・・25年後以降60年目まで(5年毎)

各メーカーの無料・有償点検は主にその住宅の寿命を考慮して期間が定められていると言われています。

そして、見ていただくとわかるとおり大体20~25年から60年までが有償点検の期間となっています。

回数等には差がありますが基本鉄骨住宅はこの有償の点検の期間である60年ほどがメーカーとしての寿命と考えられていると思われます。

もちろん寿命は状況などにより一概には言えませんが一つの目安は60年ということです。

法定耐用年数としては最長でも27年ですが、寿命は十分な長さであるかと思います。
鉄骨住宅の特徴

・鉄骨住宅の特徴(木造、RC造、SRC造との違い)

軽量鉄骨とは?

先ほどから説明にも出てきている言葉の一つですが、軽量鉄骨とは厚さが6mm未満の鋼材で、鉄板を曲げて作ったものであります。

大手ハウスメーカーの住宅はほとんどと言っていいほどこの素材が使われています。

 

軽量鉄骨造の家の工法

ここでは詳しい説明は割愛いたしますが、軽量鉄骨造の住宅の工法は主に以下の二つになります。

  • 軽量鉄骨軸組工法、軽量鉄骨ラーメン工法
  • 軽量鉄骨ユニット工法(プレハブ工法)

重量鉄骨とは?

重量鉄骨とは、厚さ6mm以上(一般的には9mmや12mm)の鋼材を使用します。

構造上、柱が少なくてすむため、軽量鉄骨造の住宅よりも、間取りの自由度が高くなります。

しかし、その名の通り鉄骨の重量が重いため、それを支える地盤が強くなければいけませんし、基礎工事のコストも若干ですが高くなります。

また、重量鉄骨は施工できる工務店などが限られています。

重量鉄骨造の家の工法

こちらでも説明は割愛いたしますが、工法は以下の二つになります。

・重量鉄骨ラーメン工法

・重量鉄骨ユニット工法(プレハブ工法)

木造、RC造、との違い

・木造の家との違い

材料の違い
木材

費用や工期の違い
材料費やコストが安くすむ
大抵1坪あたり50万円〜60万円が相場である

耐震性、耐火性を比較
木でできているため火災に弱く、風雨により劣化が進みやすい
シロアリなどの害虫対策が必要となる

RC造の家との違い
次に、RC造(鉄筋コンクリート)の家との違いをまとめます。

構造の違い
鉄材とコンクリートを使用している。

費用や工期の違い
木造、鉄骨よりもコストが高くなる
大体1坪あたり90万円程度が相場である
地盤が強固でないと建てることができない

耐震性、耐火性を比較
鉄材とコンクリートの併用のため、非常に耐久性と耐震性に優れている
法定耐用年数は47年と木造・鉄骨造に比べてとても長い
工期は6ヶ月が目安

・鉄骨住宅のメリット

1.間取りで、空間や窓を大きくできる
例えば、なるべく壁や柱を減らして、大空間のLDKが欲しい、という場合は鉄骨住宅の方が向いています。
また、LDK南側に天井まである大きな窓をいくつも並べたい、という希望も同様です。
これが鉄骨メーカーの最大のメリットと言えます。
逆に木造は壁や柱が多くなるのがデメリットとなります。

2.品質が安定
鉄骨は完全に工場で製作され、誰がやっても品質が維持できるのはメリットの一つです。
木造は以前に比べると、工場でプレカットしてしまうので品質はかなり安定してきていますが、現場の大工さんの腕に多少なりとも左右される傾向にあるのはデメリットとなります。
しかし、木造住宅の場合の場合は現場の大工さんの腕にかなり左右されてしまうことを考えると鉄骨住宅は品質が安定しているといえます。

・鉄骨住宅のデメリット

1.重量が重くなる

住宅は土地の上に建てます。

木造住宅は木材を用いて作られていますが、鉄骨住宅は鉄骨を用いて作られるため重量が重くなります

土地の地盤が弱ければ補強をする必要があるのですが、木造よりも重い鉄骨住宅は少しだけセンシティブになりがちです。

ただ、鉄骨であれば地盤改良が必要だけど、木材なら必要ない、というケースは少ないことも確かです。

2.解体費用が高い
数十年後寿命がきて、お子様やお孫さんの代で建て替える必要が出た際や、空き家となり解体が必要になった場合、解体費用が木造住宅よりも高くなります。
鉄骨住宅のデメリット

当事者の代には関係のないことではありますが、後々のことを考えていく上ではデメリットの1つであります。

・まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は鉄骨住宅の寿命について解説いたしました。

鉄骨住宅だけではありませんが、住宅を建てる際には工務店選びが非常に重要となります。

特に鉄骨住宅は特殊な工法などもあり、専門の会社でないとできないこともあります。

ぜひ鉄骨住宅をご検討の方には、そんな鉄骨住宅の専門会社であるMLINEに一度相談して見てはいかがでしょうか?

m-lineの鉄骨・RC住宅
クレバリーホーム城東店の注文住宅