2018.12.05

RC住宅の寿命~メンテナンスでより長持ちさせることも可能です~

RC住宅の寿命

住宅というのものは、木造住宅、RC住宅、鉄骨住宅などいろいろな種類な構造や工法などによって建てられています。今回はさまざまな種類のある住宅の中から、「RC住宅(コンクリート住宅)」に注目します。その中でも皆さんが知りたいと感じている「RC住宅の寿命」を考えてみましょう。いったい寿命とはどのようなものなのでしょうか?

 

住宅の寿命とは?そしてRC住宅の実際の寿命にせまる

住宅の寿命とは

住宅の寿命とひとことであらわしても、人それぞれいろいろな考えが浮かぶと思います。それをひとことで表すと、「いろいろな環境やライフスタイルの変化にも対応しつつ、災害などにも耐え住み続けられる年数」という感じでしょうか。

RC住宅の寿命とは

では実際にRC住宅の場合、どの位の寿命になるのでしょうか。RC住宅の寿命について、いろいろな方が研究をしています。その中で下記のような研究結果があるそうです。

68年 :建物の完成後、残存率が50%となるまでの年数(2011年:小松幸夫教授ら)

117年 :物理的寿命(1979年:飯塚裕)

120年 :コンクリートの中性化から算出した物理的効用持続年数(1951年:大蔵省主税局)

150年 :外装仕上をした場合の延命年数(1951年:大蔵省主税局)

いろいろな方がさまざまな視点からRC住宅を分析し、判断して算出した数値です。結果を考慮して言えることは、「コンクリート住宅の寿命は、他の住宅に比べはるかに長い時間」が寿命として与えられている住宅ということです。ただし本当にこの上の数値と同じ年数住み続けている住宅があるのか・・・と言われると、厳しいでしょう。その間に建物の修復や取り壊しなどいろいろな工程が考えられます。そして、建物の使用用途が変わったり、都市の再開発で立ち退かなければならないこともありえるでしょう。

RC住宅で長く住むために大切なこと

RC住宅に使われるコンクリートは、確かに強く寿命も長いのが特徴としてあげられます。ですがコンクリートにはひび割れについては大敵と言われています。ですので必要なメンテナンスがされていないことは、コンクリート住宅の寿命を左右するる原因と考えられます。建物は物体ですが、家族の一員です。人間が健康診断をするように、建物も定期的な健康診断を行いことにより、必要なメンテナンスを知り実施することができます。いかに長く建物の寿命まで、住み続けることができるのかは、持ち主の責任にかかっています。

 

RC住宅のメリットとデメリットを知る

RC住宅のメリットとデメリット

まずはRC住宅の寿命を知るために大切な部分となる「メリット」と「デメリット」を解説します。いい部分を知ることでRC住宅の良さを認め、デメリットを知ることで弱点を補足することが寿命を伸ばすためには大切なポイントです。

RC住宅のメリット

● デザイン性

RC住宅では、木造では構造上難しいとされる大空間を作る事が大きな特徴です。その特徴を活かし、その大空間を最大限利用することで広々としたリビングや空間の大きなガレージなど、住宅の持つ可能性が膨らみます。そしてデザイン性の高いところを活かし、建物から優しさを感じる様なカーブを描く2次曲面や球面のような3次曲面もをつくることも可能になります。その部分では設計の自由度は本当に高く評価されます。設計の自由度が上がる事により、自分らしくオリジナリティーの詰まった住宅も夢ではありません。

● 防音性能
RC住宅に使用される素材の多くはコンクリートです。その素材であるコンクリート自体、防音性能が高い素材です。ですからコンクリートを多く使用した構造なので、防音性能は高まります。この高い遮音性は内側からの音を遮音するだけでなく、外からの音も低減されるのです。音の問題はストレスや近隣トラブルにもつながりやすい部分です。RC住宅によって、静かで快適な空間が実現できます。

● 耐火性
コンクリートの素材自体が火に強い性質を持っています。国税庁が公表している住宅の法定耐用年数に関しても、木造の住宅よりも倍以上長い期間となっています。その部分もRC住宅の強さの証明となっています。災害の中では唯一予防することができるのが火災です。すべての火災を防げる訳ではありませんが、隣家からの火事を防いだり大切な家を守るひとつのポイントとなります。耐火性が高いからと安心せず、火事を出さない日頃の対策も重要です。

● 耐震性能

近年災害の多い日本です。その中でもいつ起こるかわからないのが地震です。コンクリートと鉄筋(鉄)を合わせる事でコンクリート自体の強さを高めているのがRC住宅の特徴です。その特徴を活かし、揺れ自体が全体に分散されます。

RC住宅のデメリット

● 断熱性能が低い部分が見受けられる
RC住宅は材質上、熱伝導率が高いコンクリートと鉄筋を素材としているのでどうしても木造住宅に比べると夏は暑く、冬には寒い家になりがちです。

● 経年劣化が目立ちやすい

RC住宅、木造住宅などいろいろな種類の住宅がありますが、どの住宅も年数がたつことで劣化は避けられません。その中でもRC住宅のコンクリート打ちっ放しなどは、特に経年劣化が目立ってしまいます。例えば外壁の黒ずみや雨だれなどがつくことにより、折角のスタイリッシュさが台無しに感じてしまう部分が見受けられるという感じです。

● 床が硬い

コンクリートという素材自体、強度を持ち合わています。その部分はメリットととらえるのか、デメリットととらえるのかは、個人の評価の違いとなります。ですが小さなお子さまや年配の方がいらっしゃる住宅では、気にかかる部分と言えるでしょう。歩行時に負荷がかかる。転んだときに被害が大きいなどの部分は、気に留めて住宅の検討をすることは重要です。

● 建物が重い

コンクリートと鉄筋を使ったRC住宅ですから、どうしても住宅自体の重みが木造住宅より重くなります。ですから建築する際に地盤の強さを測り、建物の重量に耐えられない地盤だと判明された場合、どうしても地盤改良をする必要性が発生します。地盤改良の費用は条件によって異なります。一般的に費用としては30万円〜100万円程が必要になってしまいます。建物の重量が大きいRC住宅はとしては、地盤改良が必要になりやすい住宅ですが、耐震性や防火性・防音性の高い住宅の宿命かもしれません。

 

RC住宅の寿命を延ばすために必要なメンテナンス

寿命を延ばすために

大蔵省主税局から出ている結果では、RC住宅の寿命が120年となっていますが、何のメンテナンスもなく120年は決して持ちません。人間でも日々健康を維持するためにストレッチや自分に合った運動をすることで体のメンテナンスを行う人もいます。それと同じくRC住宅にはRC住宅合った「メンテナンス方法」があるのです。ここではRC住宅のメンテナンスを解説します。

RC住宅の天敵は「コンクリートの劣化」です。RC住宅ですが、一般的には鉄筋が錆びなければコンクリート自体が劣化するまで寿命が保たれる訳です。コンクリートの劣化により、鉄筋を錆びさせてしまうのが原因なのです。そしてコンクリートの劣化には、中性化・ASR・塩害、凍結融解による凍害などが考えられます。これらも結局は、コンクリートの劣化に伴う鉄筋の錆びの発生を促進させる原因につながります。その原因につながらないようにメンテナンスを行えばよいことになります。

● ひび割れをさせない

● 中性化を遅らせる

● ASR、塩害、凍結融解による凍害を生じさせない

ということです。その対処法としては、RC住宅のひび割れ等が生じた時に放置せず、しっかりと補修することが大切です。そして中性化やASR等に対しては、二酸化炭素の遮断が有効的です。外壁の塗装や屋上、バルコニーの防水メンテナンスを定期的に行うことで十分有効な手段となります。家の外までなかなか目を配るのは大変かもしれませんが、月に一度など家を見回してみてください。一番大切なメンテナンスは、目配り・気配りから始まります。

 

RC住宅の寿命を決めるのはあなたです

RC住宅の専門家が多数在籍しているMLINEにぜひ一度ご相談ください

今回はRC住宅の寿命について解説してきました。建物は物質ですが、マイホームになった時点で家族の一員になります。家族の一員であるコンクリート住宅の健康管理自体で、寿命は左右します。RC住宅をご検討の方はRC住宅の専門家が多数在籍しているMLINEにぜひ一度ご相談ください。スタッフ一同心よりお待ちしております。

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