2019.02.04

鉄骨住宅でのシロアリ被害

シロアリの被害を受けるといえば、木造住宅、という考えを持ちがちですが、実は、鉄骨住宅でも、シロアリの被害を受けてしまいます。

そこで、今回は、鉄骨住宅でのシロアリの被害について見ていきましょう。

 

・シロアリにとって、木造か鉄骨かは関係ない

鉄骨住宅でのシロアリの被害
当たり前のことですが、シロアリは、侵入する建物を選んでいるわけではありません。

侵入した時の家が、たまたま木造だったり、鉄骨だったりするわけです。

そして、木造であっても、鉄骨であっても、木材がある場所まで、蟻道を伸ばしていきます。

シロアリは、北海道の一部を除いて、日本全国に分布しているといわれています。

生息数も多く、シロアリの種類としてはメジャーなヤマトシロアリは、土の中ならどこにでも生息しています。

シロアリが生息している土壌の上に建物を建てれば、必然的にシロアリは、エサを求めて、住宅に侵入してきてしまいます。

もし、その場所にエサとなる木材が無い場合は、更にエサを求めて新しい木材へと移動するのです。

シロアリは、エサを探し求めて床下のコンクリートの隙間を移動します。

住宅に被害をもたらすシロアリは、移動しているうちに偶然建物に侵入してしまっただけなのです。

その場所がシロアリにとって、よい環境であった場合、そこに住みつき建物を加害するのです。

そのため、たとえ鉄筋でもシロアリが移動しているうちに住宅に侵入し、被害を受けることは十分に考えられます。

また、シロアリの生態の特徴として、目が退化しているため触覚に頼って行動することがあります。

そのため、エサとなる木材を目掛けて前進していても、その目的に到達する前に目の前にあるものを本能的にかじってしまいます。

このことから、たとえ目の前にあるのが木材ではなくコンクリートであっても、かじり続けて前進するので、被害がどんどん増えていってしまいます。

 

・鉄骨住宅でシロアリの被害を受ける場所

シロアリの被害を受ける場所
鉄骨住宅は、柱や梁など、ほとんどが鉄材で出来ています。

しかし、その間の仕切りや、壁・建具には木材が使用されていることが多く、この木材の部分を求め、鉄骨住宅にシロアリが侵入してくると考えられます。

木造住宅に比べれば、鉄骨住宅の被害は少ないといわれていますが、鉄骨だからといって安心していいというわけではありません。

鉄骨住宅でも、一部に木材が使用されていればシロアリに侵食されてしまう可能性が十分に考えられます。

鉄骨住宅でシロアリの被害が発生しやすい場所としては、フローリングや畳、幅木などです。

構造部分が金属でできている住宅の場合は、こういった構造部材の上に使用されている木材に被害を及ぼす可能性があります。

もともと住宅の建っている土にシロアリが生息していたと考えるのが一般的ですので、土の中にいたシロアリがエサを求めて住宅に侵入してきたと考えるのが自然です。

 

・鉄骨住宅でのシロアリの被害

断熱材はシロアリにとってかじりやすく快適な場所
断熱材は、シロアリにとってかじりやすく快適な場所といわれています。

断熱材は、トイレや浴室などの水回りの床下部分に使用されていることが多く、断熱材を侵食されてしまうと、水回りの床が抜けたり、ボロボロになってしまいます。

また、トイレや浴槽の水漏れにつながる可能性もあります。

鉄骨の侵食が進んでしまうと、最悪の場合は、家屋が傾き、倒壊してしまう恐れもあります。

普段の生活で、柱の傾きや床の違和感に気づいたら早急にシロアリ駆除の業者にみてもらうことをおすすめします。

 

・シロアリ対策

シロアリ対策
鉄骨でも、シロアリ対策をすることは、とても重要です。

シロアリを予防するためには新築時、新築後それぞれ対策をすることが大切です。

新築時の予防は、住宅メーカーや業者に任せるしかありませんが、どのような防蟻処理をしているか詳しく確認しておくことは必ずすることをおすすめします。

新築後は、雨漏り対策を十分にすることにくわえ、床下の掃除を行い清潔に保っておくことが重要です。

シロアリは、湿気を好むので、雨漏りによって腐った木材を放置しておくと、シロアリが発生する原因となってしまいます。

点検口のある住宅であれば、だれでも床下をのぞくことができます。

掃除をするついでに、木片や紙などシロアリのエサになりそうなものが落ちてないか点検することをおすすめします。

シロアリへの対策として、効果的なのが、建物の基礎を見直すことです。

新築工事の施工に、ベタ基礎と呼ばれるものがあります。

これは、まずベース部分となるコンクリートを打ち、それが固まった後で、立ち上がり部分の基礎を打っていくものです。

しかし、この二つの部分の間にできる、コールドジョイントという隙間がシロアリの侵入経路になってしまう場合があります。

一体打ちという工法では、このベース部分と立ち上がり部分を同時に作ることによって、隙間をなくします。

とても高度な技術が必要とされる工事なので、傾斜や基礎の高さなどによって、施工可能かどうかが左右されることもあります。

一体打ちをすると、シロアリだけでなく湿気なども通さなくなり、シロアリの繁殖しやすい環境が作られづらくなります。

この一体打ちに加えて、基礎部分を高くし、風通しと日当たりともに良好な床下を設けることで、シロアリの繁殖を防ぐことができます。

既に、建築済みの建造物をシロアリから守るには、防除工事を行うことで対策できます。

防除工事には、薬剤を用いて駆除をするケミカル工法と、健康面や環境に配慮したレスケミカル工法があります。

・ケミカル工法

おもに、シロアリの巣の周辺の地面に薬剤を散布する土壌処理と、家屋の木材に施工する木部処理があります。

木部処理では、薬剤を吹きかけたりハケで塗ったりするだけでなく、木材に穴を開けて、薬剤を注ぎいれる方法もあります。

・レスケミカル工法

ベイト剤という餌をシロアリに持ち帰らせて、巣ごと撲滅します。

ベイト剤は、シロアリの脱皮を阻害する毒餌で、昆虫に限定的に作用するので、人体やペットには安全だといわれています。

 

・まとめ

シロアリ対策をするようにしましょう
今回は、鉄骨住宅でのシロアリに被害について見ていきました。

シロアリの被害といえば、木造住宅だから、鉄骨住宅に住んでいる自分は心配しなくても大丈夫、と考えがちですが、その考えが命取りになることもあるということですね。

自分の住宅がシロアリ対策が万全かどうか、よく見直し、確認しておくことをおすすめします。

また、万全でない場合は、できる限りのシロアリ対策をするようにしましょう。

 

何か悩みや興味のある方は、ぜひ一度MLINEにご相談してみてはいかがでしょうか?
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