2020.03.31

長い目で見たらローコストになる RC住宅での家づくり

 

家は家族の生活を支える礎となる、重要な部分です。だからこそ住宅購入の際には、建物が自分たちに合う佇まいなのか。過ごしやすい空間になれば。家族が安心・安全に過ごせる、構造や安全性能の備わった家なのか、などさまざまな部分が重要視されます。

しかし家も人間同様、長い年月を一緒に過ごすことによりあちこちが疲れ、傷や汚れ、傷みなども発生してきます。住宅購入は金額のかかる部分故、すぐに建て替えという現実は困難でしょう。

今回は人生の中でもビックイベントである家づくり。その住まいに詰まった思い出とともに、一日でも長く住み続けられる家づくりを目指して。建築にかかる費用とその耐久性について、一緒に考えてみましょう。



 

限りのある広さだからこそ活きるRC

ローコストと聞いて思いつく中で「ローコスト住宅」を連想される方も多いでしょう。確かに建築費が抑えられるローコスト住宅を選択肢の中に入っている方もいらっしゃるかもしれません。建築にかかる費用とその耐久性について考える前に、まずは価格面を抑え建築されているローコスト住宅とはどんな建物なのか。解説しておきましょう。

ローコスト住宅とはどんな住宅?

一般的にローコスト住宅とは、その地域で建築される建物価格より「比較的安価な価格で販売されている住宅」のことを表しています。扱っている会社としては、比較的名前も通ったハウスメーカーが建築しているパターンをよく見かけます。建築費を抑えて住宅を提供するために、住宅建築にかかる「材料費」や「人件費」。その建物をアピールするための「広告宣伝費」。その他にかかる「諸経費」といった建築費用を削減します。

確かに価格が安いメリットは魅力的ではありますが、下の部分が比較的デメリットとしてあげられることがあります。

〇 部屋数の数も少なく、間取りもありふれた作りになっている(または間取りが限定されている)

〇 使用される住宅素材が質の低い場合もある

〇 水回りなどのグレードが主に低く設定されている

〇 断熱性・耐火性・耐久性・耐震性・遮音性など、性能面での不安要素が高い

〇 コスト削減の面から、アフターケアに不安が残る

など、家族の日常に生活に直結する項目も当てはまってしまいます。もちろん建築費は重要な部分です。しかし価格にのみに気を取られていては、重要なことを見逃してしまう可能性があるのです。長く住み続ける家だからこそ「外せないポイント」があるのも事実です。

限りのある敷地に、無限大の可能性を

住宅建築の場合、購入する敷地の広さによってさまざまな制限がかかってきます。特に東京23区、中心に近ければ近いほど、さまざまな規制や制限も多く、住宅建築の難問となる場合も少なくはありません。そういった土地の場合、どうやって敷地面積以上の付加価値を家づくりに組み込んでいけるのかが重要になります。

例えば一般的な狭小住宅の場合、一般的には敷地面積が15坪前後の狭小地に建てられています。その狭さを活かしきるために活きる住宅構造が「RC造」です。

「RC造」とは、鉄筋コンクリート造(Reinforced Concrete Construction)から略された言葉です。その名の通り鉄筋とコンクリートを主軸に、住宅建築を行います。その二つの素材が、元々持ち合わせている特徴(鉄筋は引張力に優れ、コンクリートは圧縮力に優れ耐火性が高い)を活かし支えつつ、変形しにくい・耐久性の高い建物を創造します。RC住宅は、形状やデザインの自由度も高く、都市部の住宅建築に適した住宅と言えるでしょう。

私たちが日々、安全に安心して暮らしていくために必要となる「外せないポイント」をしっかり組み込める家づくりがRC住宅では可能です。

ローコストという言葉をどうとるかの違い

実際にRC住宅の場合、建築素材自体が鉄筋とコンクリートのため、木造住宅と比較しても割高になってしまいます。価格面だけを見れば、決してローコストとは言えないのが、RC住宅です。価格面だけで考えると、アパートやマンションなどの大型の建物でしかRC造なんて建築しないのでは。と判断されがちですが、住宅の耐久年数など視点を変えることで住宅としての価値も、見方も変化するのです。

構造によって違いが出る 法定耐用年数とは

世の中のさまざまなものに「法定耐用年数」が決められており、住宅も例外ではありません。現実に事業や住宅に用いられる建物や設備は、年数が経過していくとだんだん劣化していきます。その建物を扱う税法上でも、時の経過によってその価値が減っていく資産(減価償却資産)とみなされ、その資産の指標となる部分が「法定耐用年数」なのです。

外から見たら同じように建てられている住宅であっても、構造や工法に違いが表れます。法定耐用年数は「資産の種類」「構造」「用途」別により、詳細に定めています。

法定耐用年数の違いを比較してみましょう

法定耐用年数は各自で勝手に決めて良いものではなく、財務省の「減価償却資産の耐用年数等に関する省令」で種類別に定められています。この数値は建物が新築してから取り壊されるまでの統計年数を目安としてされており、法定耐用年数は建物に対する信用度以外にも、不動産を取得している個人の納税額にも大きく関係しています。それは納税額を決定するにあたり、耐用年数の指標のひとつとなっているのです。

私たちが住居などで使用している建物については、下記のように法定耐用年数が定められています。住宅を構成する主要建材によって大きく異なります。

  •  木造、合成樹脂造の店舗用・住宅用:22年
  •  木骨モルタル造の店舗用・住宅用:20年
  •  鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)造、RC造の住宅用:47年
  •  れんが造、石造、ブロック造の店舗用・住宅用―38年
  •  金属(鉄骨)造の店舗用・住宅用:(4㎜を超えるもの)34年、(3㎜を超え、4㎜以下のもの)27年、(3㎜以下のもの)19年

※用途によっても年数には大きな違いが出てきます。詳しい年数表は以下をご参照ください。

出典:主な減価償却資産の耐用年数(建物/建物附属設備)|国税庁

https://www.keisan.nta.go.jp/h30yokuaru/aoiroshinkoku/hitsuyokeihi/genkashokyakuhi/taiyonensutatemono.html

上のように耐用年数には違いがあり、新築時の建築費だけではコスト面の判断はできません。

例えば、建築費用に総額3,000万円かかった住宅があるとしましょう。一方は木造住宅、もう片方はRC住宅です。

木造住宅の場合、木造、合成樹脂造の店舗用・住宅用では22年となっています。3,000万円を耐用年数である22年で割った場合、1,363,636円となります。一方同じ3,000万円をRC住宅の耐用年数(47年)で割ると、638,297円となります。このように1年あたり概算を数値にしてみると、決してRC住宅が高いとは言い切れません。

どのようなデザイン、どのような間取り、どのような設備などによっても違いは現れます。耐用年数=家の寿命ではありませんが、木造住宅はRC住宅と比較すると下のような関係性になります。

耐用年数の短い木造住宅の場合、RC住宅と比べるとどうしても早めの建て替えや大がかりのリノベーションなどの「対策が必要」となってきます。一方RC住宅であれば、定期的にしっかりとしたメンテナンス体制を施すことで、数値で言えば木造住宅が2回目の建て替え時期にあたる以降に1回目が行われます。

RC住宅の耐久性の強さなどの強みを活かすことにより、RC住宅は暮らす時間が長ければ長いほど「ローコストを目指せる家づくり」のできる構造なのです。

 

RC住宅が見せる将来への可能性

敷地面積に限りのある首都圏など、鉄筋コンクリートの良さを活かせる家づくりが可能な住宅です。確かに強さの面重量もあり、建築コストのかかるRC住宅。そういう一面だけを見て鉄筋コンクリート住宅を断念する方が多くいらっしゃいます。

どの構造の家づくりも間取りの配置や設備によっても、価格は大きく変動します。今は技術革新も進み、日々新たな工法も開発されています。近年はRC住宅にもさまざまな工法があり、建築コストを以前より抑えることも可能となる倍も考えらます。

「建築費用が高い」という理由で諦めず、まずはRC住宅の特徴や強みを知り、あなたの家づくりの方法として検討してみませんか。特に狭小住宅の建築を予定している方には、おすすめの建築構造なのです。

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