二世帯住宅の本

二世帯住宅の本でおすすめを紹介!デザインや間取り例など【最新版】

二世帯住宅は、建築費を節約できたり、協力しながら生活できたりと魅力的な暮らし方です。そのため、二世帯住宅を検討している方も多いのではないでしょうか。

ただし、二世帯住宅について気になっているけれど「どうやって準備を進めたら良いのか」「親世代と円満に暮らしていけるのか」など不安な点もあるでしょう。

子世帯も親世帯も満足できる暮らしを実現するには、慎重な検討が欠かせません。まずは、二世帯住宅の大切な知識や建築費用、おすすめの間取りなどを理解することが大切です。

本記事では、二世帯住宅に関する知識が得られるおすすめの本10冊を紹介します。目的別の間取りに特化した本や住宅ローンについてわかりやすく解説した本など、様々な二世帯住宅の本についてまとめています。

二世帯住宅が気になる方は、本記事で紹介する書籍を活用して、情報収集を行ってみてください。

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二世帯住宅の本を選ぶ際のポイント【3つ】

二世帯住宅の本を選ぶ際のポイント【3つ】

まず、二世帯住宅の本を選ぶ際のポイントを紹介します。二世帯住宅の本を選ぶ際は、以下の3つを考慮することが大切です。

これらのポイントを考慮しながら二世帯住宅の本を選ぶと、より効果的に知識を得ることができるでしょう。

二世帯住宅本のおすすめ【10選】

二世帯住宅本のおすすめ【10選】

ここからは、二世帯住宅におすすめの本を紹介します。二世帯住宅について学ぶためにおすすめの本は、以下の10冊です。

それぞれの本の特徴や魅力について解説します。

1.絶対に後悔しない二世帯住宅のつくり方

「絶対に後悔しない二世帯住宅のつくり方」は、一級建築士事務所(株)らいふでざいん雅庵の代表取締役・山岸多加乃氏が2010年に出版した本です。

山岸氏は、一級建築士であり、ファイナンシャルプランナーやインテリアコーディネーター、住宅ローンアドバイザーなどの資格を持っているエキスパート。三度の二世帯同居生活を経験し、その経験をもとにライフデザインを取り入れた住まいの提案を得意としています。

この本では、二世帯住宅を建設する前の注意点やトラブル対策のポイントについて具体的に学べます。

読みどころは、幸せな家族生活のために建てた二世帯住宅が、世代間の価値観の違いやプライバシーの問題などにより、家族関係に影響を及ぼす可能性がある点を赤裸々に書いていること。女性ならではの視点が多いので、二世帯住宅を検討している女性にとって参考になる内容ばかりです。

さらに、建てる前にはあまり意識の向かない相続問題についても、FPの立場から詳しく解説しています。

経験豊富な著者による網羅的な解説は、二世帯住宅に関心のある方にとって実用的なアドバイスが得られる必読の1冊です。

2.二世帯住宅という選択

「二世帯住宅という選択」は、2013年に出版された書籍で、一級建築士、インテリアプランナー、インテリアコーディネーター、日本インテリア学会理事としての経歴を持つ松本吉彦氏が執筆しました。

松本氏は、ヘーベルハウスの二世帯住宅の工事監理や設計を50棟以上手がけ、英国・マンチェスター大学で芸術学部都市計画・景観学科修士コースを修了した後、旭化成ホームズ(株)くらしノベーション研究所二世帯住宅研究所所長としても活躍しています。

この書籍では、ヘーベルハウスの40年にわたる実績をもとに、親子同居に関する様々な知恵が紹介されています。特徴は、実際の居住者の声や多くの図版を交えていること。親世帯・子世帯と単身の兄弟姉妹とで住む2.5世帯同居についても詳しく書かれています。

読みどころは、二世帯住宅のメリットが多く解説されていることでしょう。日常的な利点から経済面のメリットまで詳しく掘り下げられており、二世帯住宅に興味を持っている方にとって後押しになる一冊です。また、二世帯住宅で幸せな住まいを手に入れた7つの実例も詳しく紹介されています。

ヘーベルハウスの40年にわたる実績から生まれた「二世帯住宅に関する知恵」を参考にしたい方は、一読をおすすめします。

3.あたらしい家づくりの教科書

「あたらしい家づくりの教科書」は、2016年に新建新聞社から刊行された書籍で、家づくりのプロたちが、家づくりの要素やエコハウスの構築方法を解説しています。

著者の一人である前真之氏は、建築環境工学の専門家。25年以上にわたる住宅の省エネルギー研究の経験を持ち、太陽エネルギーの活用やエコハウスの実現に尽力しています。

他にも、サスティナブル住宅賞を受賞した松尾和也氏や、高断熱樹脂窓の専門家である水上修一氏など、9人のエキスパートが寄稿しています。

この本の魅力は、異なる専門性を持つエキスパートがそれぞれの分野を活かして、新しい家づくりについて解説していること。特に、温熱環境やエネルギー効率といった未来の家づくりにおいて重要なテーマに焦点を当てています。

イラストや写真を交え、分かりやすく解説しているため、専門的な知識がなくても理解しやすいのが特徴です。高性能でエコフレンドリーな住宅をつくる方法やそのメリットについて、初心者でも十分に理解できるでしょう。

これから二世帯住宅を建てる予定の方や既存の住まいをエコフレンドリーに改築したい方にとって、おすすめの一冊です。

4.間取りの方程式

「間取りの方程式 心地よい住まいを組み立てる技術」は、魅力的な住まいを作り上げるための「プロのやり方」を25の視点で解説した家づくりのルールブックです。一級建築士の飯塚豊氏によって2016年に書かれました。

飯塚氏は一級建築士であり、法政大学デザイン工学部の兼任講師でもあります。また、i+i(アイプラスアイ)設計事務所を設立し、暮らしが愉しくなる間取りや高い居住性能、オリジナリティあふれるデザインを得意としていることが特徴です。

本書では、南側、東側、西側、北側などの異なる条件下での理想的な間取りを提案し、「方程式」を活用して問題解決に導くプロの設計者たちの手法を明示しています。

この本の魅力は、わかりやすく実用的な間取りプランが多く紹介されていること。イラストや写真が多く、具体的な例を挙げながら解説されているため、これから家主になる初心者でも理解しやすいでしょう。また、ユニークな表現やジョークなどが散りばめられているので、読みものとしても楽しめる一冊です。

堅苦しい内容ではなく、楽しみながら家づくりの間取りについて学びたい方におすすめです。

5.住宅ローンで「絶対に損したくない人」が読む本

「住宅ローンで絶対に損したくない人が読む本」は、人気ブログ「千日のブログ 家と住宅ローンのはてな?に答える」の千日太郎氏が2020年に出版した書籍です。

千日太郎氏は、企業財務コンサルの専門家で、大企業や官公庁を対象とした経営財務コンサルや研修講師として活躍しています。現在は、オフィス千日の代表も勤め、ZOOMや電話で住宅ローンに関する相談も行っています。

この本では、住宅ローンの仕組みから、賢い選び方、資金計画、得する返し方、数百万円節約できる情報までをわかりやすく解説。

読みどころは、住宅ローンに関する銀行や不動産会社が明かさない本音も紹介していることでしょう。金利の見かけの低さに惑わされないための注意点や、提携ローン情報の聞き出し方、フラット35の裏表、当初固定金利の落とし穴、共働き夫婦の注意点など、ここだけの情報が満載。一般のブロガーだからこそできる、しがらみのない情報を提供しています。

住宅ローンについてまったくわからない初心者から、住宅ローンの選定に悩んでいる中級者まで、住宅ローンで損をしないための具体的な考え方を学べるでしょう。

6.とっておきの住宅デザイン図鑑

「とっておき住宅デザイン図鑑」は、一級建築士であり、長谷川建築デザインオフィスの代表取締役でもある長谷川順持氏による住宅デザインに関する指南書です。

長谷川氏は、日本建築家協会に登録された建築家で、東京都市大学の建築学科や、東京モード学園で創作デザインの講師も勤めているエキスパート。教育施設や文化施設、高層オフィス、集合住宅などの様々なプロジェクトにも携わっています。

この本は、快適で美しく、愛着のもてる家をつくるためのヒントが詰まった図鑑として位置づけられています。

特徴は、デザイン性の高い写真に吹き出し説明が組み合わさり、家づくりのポイントが理解しやすく提示されていること。読者は写真と間取り図を見るだけで、家づくりの具体的なポイントやアイデアを得ることができるでしょう。

写真と間取り図を気軽に眺めて住宅デザインのアイディアを練りたい方も、本文をじっくりと読んで様々な工夫を考察したい方にもおすすめの一冊です。

本書で紹介されている実例には二世帯住宅も登場するので、実際の写真を見ながら家づくりのアイディアを得たい方は、参考にしてみてはいかがでしょうか。

7.二世帯住宅の考え方・作り方・暮らし方

「二世帯住宅の考え方・作り方・暮らし方」は、住宅ライター&アドバイザーの藤原千秋氏による二世帯住宅に特化した実用書で、2004年にGakkenから発売されました。

藤原氏は、住宅業界での経験を活かし、専門家がガイドするポータルサイト「オールアバウトジャパン」の「住まいを考える」サイトガイドを担当しつつ、フリーの住宅ライター&アドバイザーとしても活動しています。

この本は、親世帯と子世帯それぞれの検討ポイントや資金の負担、世代間のルールの決め方など、初めての二世帯住宅を実現するためのノウハウが凝縮されています。また、別冊として「二世帯住宅実現ノート」がついていることも特徴です。

内容は三つの章にわかれており、二世帯住宅の基本的な考え方から、資金の分担方法、暮らしのスタートに際して考慮すべき事項や、家庭内のルールの決定方法までが取り上げられています。

二世帯住宅にまつわる様々な疑問や不安を解消するための知識を網羅的に学べるため、初めて二世帯住宅を検討する方にとって有益な一冊でしょう。

8.アイムホーム「二世帯住宅で心地よく暮らす」

「アイムホーム」は、上質で本物志向の読者を対象にしたホームデザイン&ライフスタイル雑誌です。建築の構造から家具や小物などのインテリアのコーディネートまで、暮らしに関わる様々なテーマを広く取り上げています。

2018年9月号(No.95)では、親と子が心地よい距離感で暮らせる二世帯住宅に焦点を当てた特集が組まれており、有名建築士が手がけた二世帯住宅の実例も公開されています。また、リノベーションについて書かれていることもポイントでしょう。リノベーションする上で重要な、耐震性の確保や設備の見直しなどが学べます。

二世帯住宅を新築したい方はもちろん、既存の物件をリノベーションして二世帯にしたいと考えている方にもおすすめの一冊です。

雑誌のバックナンバーは「アイムホーム」の公式ホームページから購入可能なので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

9.最高の二世帯住宅をデザインする方法

「最高の二世帯住宅をデザインする方法」は、横浜の建築家の集まりであるarea045によって、2013年に作成された書籍です。

この本では、親・子・孫が共に暮らす際の魅力と課題、そして最高の二世帯住宅をつくるためのポイントを紹介しています。二世帯住宅は、助け合いや共感が生まれる大きな魅力がありますが、同時に異なる価値観やライフスタイルが一つの屋根の下で共存することによる特有の不満やトラブルにも気を配る必要があります。

本書では、二世帯住宅に詳しいプロが、実際の事例をもとに最高の二世帯住宅をつくるための秘訣を解説。家族それぞれの要望や構成に応じて適切な工夫を行うことで、快適で住み心地の良い二世帯住宅が実現できることを解説しています。

特徴は、二世帯住宅の基本的な考え方から、事例で学ぶ設計手法、デザインのアイディアまでが盛り込まれていること。具体的なプランが豊富に掲載されており、同居プランから完全分離プランまで様々な設計手法が提案されています。

さらに、異なる世代が一緒に暮らすことで起こる生活感覚・生活時間帯のズレなどがもたらす問題に対処できるよう、より快適で楽しい二世帯住宅を実現する方法がたっぷりと紹介されています。

二世帯住宅に関心を持っている方や、これから建てる方、すでに二世帯住宅に住んでいてより快適に暮らしたいと考えているすべての方にとって、参考になる一冊でしょう。

10.三家族11人で暮らしてみたら

「三家族11人で暮らしてみたら」は、台湾出身の金美齢氏によって書かれた本です。金氏は留学を経て日本で教育者として活動しています。

この本は、台湾から来日して44年、夫婦二人の生活から始まり、娘夫婦、息子夫婦との同居生活を追う体験記です。土地探しや家作りを経て始まった大家族生活では、嫁・姑の関係から孫との触れ合いまで、様々な人間関係やドラマが描かれています。

金さんは自身の体験を通じて、二世帯同居の良さや課題について考察し、同居を検討する人々へのアドバイスを提供しています。二世帯同居における人間関係や家作りに関する知識など、これから二世帯住宅を検討している方にとって、参考になる情報が多く盛り込まれています。

また、すでに二世帯住宅をしている方にとっては、共感できる部分も多くあり、楽しみながら読めるでしょう。

賃貸併用住宅についてはこちら

まとめ:二世帯住宅の本を読んだら実際にM-LINEに相談を!

二世帯住宅の本を読んだら実際にM-LINEに相談を!

今回は、二世帯住宅で必要な知識を学べる本を10冊紹介しました。

本記事で紹介した本では、二世帯住宅の基本知識やおすすめの間取り、経験談などを詳しく学ぶことができます。

二世帯住宅でどの世代も快適に心地よく暮らすためには、二世帯住宅に関する知識や考え方を身に付けることが大切です。実例や体験談を参考にすることも良い方法でしょう。

ぜひ本記事で紹介した本を活用しながら、情報収集を行ってください。

M-LINEでは、二世帯住宅のご相談も受け付けています。二世帯住宅をご検討の方、二世帯住宅について不安がある方は、ぜひ一度ご相談ください。

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執筆者情報

小林 眞一郎

小林 眞一郎 ou2株式会社 常務取締役 二級FP技能士

ou2株式会社 常務取締役 二級FP技能士

監修者情報

高坂 昇

高坂 昇 ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

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