小林 眞一郎 ou2株式会社 常務取締役 二級FP技能士
東京に家を建てたいけど、『土地代がかかりすぎて、広い家を建てるのは難しい…。』『土地が狭いから、いい家を建てるのは無理かも…。』こうやって家づくりを諦めていませんか?確かに東京の土地代は高く、人気のエリアやいい立地に広い家を建てるのは難しいかもしれません。
しかし、そんなあなたにおすすめなのが、4階建ての一軒家です。4階建ての一軒家なら、4階分のフロアを使った広々とした暮らしが可能になります。
そこで今回は、4階建ての家づくりの魅力や間取りを考える時に活かしたいポイントについてまとめました。これからの家づくりに、ぜひお役立てください。
東京の土地は高いー…。土地の高さは、家づくりを始める人がぶつかる大きな壁のひとつです。東京都基準地価格によると、1㎡あたり平均109万6,445円、坪単価は平均362万4,612円(2019年現在)と、やはりかなり高値になっています。
間取りにもこだわりたいし、デザイン性にもこだわりたい。設備も最新のおしゃれなものを使いたい。そんな理想と現実をすり合わせるのに最適なのが『4階建ての家』です。4階建ての家なら、狭い土地でも自分たちだけの空間をたくさんつくることができますし、うまく土地が見つかれば人気エリアに部屋数の多い一軒家を建てることもできます。賃貸住宅では再現不可能な新しい暮らしを始めるなら、4階建ては理想の選択です。
4階建ての一軒家にはたくさんのメリットがあります。
狭い土地に広い家を建てるのは、一見難しいことに感じるかもしれません。
しかし4階建ての家は、狭小地でも満足のいく暮らしができるように、開放感を感じることができるような間取りにしたり、無駄のないスッキリとしたデザインにしたりと工夫し限られた土地をフル活用することができます。
4階建ての一軒家なら狭い土地でも建てることができるので、利便性の高い場所や人気のエリアでの暮らしも実現できます。
新型コロナウイルスの蔓延によって生活様式が変わり、東京の人口は減るのでは…と言われていましたが、依然として利便性の高い場所は人気が高く、住む場所として多くの人に選ばれています。
二世帯住宅、店舗併用住宅、賃貸として貸し出す、など4階建ての一軒家は多様なライフスタイルに対応することができます。
フロアごとに生活空間を分けることができるため、住む人それぞれに合わせて空間をつくり出すことができます。
住む以外の選択肢が豊富なのは、4階建ての家だからこそなせる技でしょう。
4階建ての一軒家を建てる場合、限られたスペースを有効に活用して間取りを考えたり、重量のある家を建てるために地盤をを整えたり、と特有の家づくりポイントがあります。
例えば斜線制限は、密集した住宅街の中でどの家も日当たりを確保するために定められています。隣地境界線より一定以上の高さを起点とし、伸ばした斜線の範囲よりも建物の高さを収めなければなりません。
また、容積率は『土地に対してどれだけの床面積の建物を建てることができるか』を定めたもので、容積率によっては4階建ての家を建てることは難しくなります。
さらに容積率は市町村ごとの都市計画法で定められているだけでなく、前面の道路幅によっても変わります。
このように家づくりには、高さを規制する斜線制限や建ぺい率、容積率といった様々な制限があります。どこでも4階建ての一軒家が建てられるわけではないので、あらかじめ確認が必要です。
家を支える地盤が弱ければ、地震が起こった時に大きな被害に繋がったり、液状化して家が沈んでしまったりと様々な弊害があります。そのため、あらかじめ地盤調査をした上で、必要であれば地盤の改良を行います。
特に4階建ての家を建てる場合、どの程度地盤が整っているのかは重要です。鉄筋コンクリートの2階建ての場合、重量は160tになると言われており、4階建てはその倍の重量を想定しておく必要があります。重量に耐えられるような土地を探すのが最適ですが、難しければ地盤改良にかかる費用も想定した上で土地探しを進めていきましょう。
4階建ての家は他の家に比べて上下の移動が多くなるため、生活動線を工夫しておく必要があります。特に水回りは家事動線を考えた上でコンパクトにまとめた方が建築費用もおさえることができるので、間取りを考える時は実際の暮らしをイメージしながら、理想を形にしていきましょう。
また、2世帯住宅や店舗併用住宅など特殊な家の場合、どのようなライフスタイルを送るのかによって水回りの間取りや数が変わってきます。予算とすり合わせながら、間取りを考えていきましょう。
年を重ねると段々と足腰が弱り、階段での移動が億劫になってきます。体に負担をかけることなく安心して暮らし続けるためにも、エレベーターの設置を検討しましょう。
若いうちは必要ない、という場合は、エレベーターを設置する想定でスペースを確保しておけば後から設置をするときもスムーズです。ライフスタイルの変化に合わせて、どのように家の使い方を変えていくのかも合わせてあらかじめプランニングしておくと安心です。
4階建ての一軒家を建てる場合、構造計算が必要になります。また、どのような家を建てることができるのかは法律によって左右されます。
間取りのプランニングやデザイン性はもちろんのこと、制限のある中でいかにいい家を建てるかが重要となってくるため、ハウスメーカー選びはとても重要です。
特に東京は、多くの制約があり家づくりには専門的な知識が求められます。4階建てや多層階の家づくりの実績が多い会社を見極め、選ぶようにしましょう。
家を建てるなら木造がよかったけど、4階建ての家は難しい…と疑問に思うかもしれません。しかし木造耐火構造の4階建てなら、木造の良さを活かしつつ資産価値も維持しながら鉄骨よりも費用をおさせて家を建てることができます。
経験豊富な建築デザイナーが、希望実現に向けて様々なアイディアを提供してくれるので、一度相談してみましょう。
4階建ての一軒家を建てるには、狭小地や変形地、複雑な法規制を乗り越えてプランニングをしていくことが大切です。経験豊富なハウスメーカーとともに、納得のいく家づくりを進めていきましょう。
M-LINEは、都内で鉄骨造・RC造の豊富な建築実績があり、快適で収益性を考えた構造・デザイン・間取りのアパート・マンション建築をサポートします。
また、都内の各エリアの特徴や土地の特徴を踏まえた、最適な構造や設計をご提案。木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造など構造を選ばず、自分の希望に合わせた収益物件が建てられます。
さらに、収支シミュレーションや建築後のフォロー体制も万全で、東京で安心してアパート・マンション経営を始められます。
「賃貸経営で土地活用したいけど入居者が集まるか心配」「建築費と利回りのバランスが分からない」などの場合も、それぞれのご希望に沿ったご提案が可能です。
賃貸住宅・賃貸併用住宅・ソーシャルアパートメントなどの土地活用をお考えの際は、ぜひお気軽にご相談ください。
2024/11/29
2024/11/29
2024/11/29