注文住宅に関するおすすめの本・参考書をテーマ別に紹介

注文住宅に関するおすすめの本・参考書をテーマ別に紹介

注文住宅を建てるにあたって、ご自身でも家づくりの基本的な知識やイメージについて学びたいと考える方は多いかと思います。

ただし、ほとんどの方にとって、注文住宅を買う経験ははじめてなので、「どうやって準備を進めたら良いのか」「無理なく支払えるのか」など不安な点もあるでしょう。

本記事では、注文住宅に関する知識が得られるおすすめの本を紹介します。テーマごとに紹介するので、ご自身の興味のある分野からピックアップしてみてください。

注文住宅を建ててから後悔しないためにも、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

土地や不動産の活用を検討されている方へ

M-LINEでは以下をはじめとしたご提案を行なっております。

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注文住宅のお金に関する本・参考書【3選】

注文住宅のお金に関する本・参考書【3選】

注文住宅を建てる際にまず考慮するべきものは、建築費用やローン、税金などを含むお金に関することでしょう。お金に関するおすすめの本・参考書は次の3つです。

ひとつずつ紹介します。

1.住宅ローンを賢く借りて無理なく返す32の方法2024-25

「住宅ローンを賢く借りて無理なく返す32の方法2024-25」は、過去10年で5000件以上の相談実績のある、住宅ローンアドバイザーの淡河範明氏によって書かれた本です。

この本では、住宅の購入を決めた日から住宅ローンを完済するまでに「やるべきこと」を32の手順でわかりやすく解説しています。図解が多用されているので、難しいお金の内容もスムーズに理解できることが魅力です。

また、このシリーズは改訂版が毎年発売されており、最新の情報が入手できることも高ポイント。2024-25年版では、変動金利の上昇やフラット35の新制度「子育てプラス」、保証会社の最新情報など、絶対に知っておきたい内容が掲載されています。

住宅ローンの最新情報を入手したい方、住宅ローンを賢く借りて無理なく返したい方、返済がラクになるテクニックが知りたい方、必読の内容です。

2.住宅ローンで「絶対に損したくない人」が読む本

「住宅ローンで絶対に損したくない人が読む本」は、人気ブログ「千日のブログ 家と住宅ローンのはてな?に答える」の千日太郎氏によって執筆された書籍です。

この本では、住宅ローンの仕組みや賢い選び方、資金計画、得する返し方、数百万円節約できる情報などを詳しく解説しています。また、住宅ローンに関する銀行や不動産会社が明かさない本音も紹介。金利の見かけの低さに惑わされないための注意点や、提携ローン情報の聞き出し方、フラット35の裏表、当初固定金利の落とし穴、共働き夫婦の注意点など、ここだけの情報が満載です。

一般のブロガーだからこそできる、しがらみのない情報がつまっています。

住宅ローンで損をしないための具体的な考え方を学べる一冊です。

3.住宅ローン&マイホームの税金がスラスラわかる本 2024

「住宅ローン&マイホームの税金がスラスラわかる本 2024」は、住宅ローンと税金に関する基本的な知識が学べる本です。住宅ローンの基礎から借り方、返し方、さらには資金計画の立て方まで幅広い内容を網羅しています。

この本の特徴は、ローンや税金の知識がまったくない初心者でも理解しやすいように、経験豊富なファイナンシャルプランナーと税理士がQ&A形式でわかりやすく解説していることです。「みんないくら借りてるの?」「親から資金援助を受けた場合の税金の扱いは?」など、具体的でリアルな内容が満載。

また、2024年の最新の情報が多く盛り込まれていることもポイントです。子育て世帯や省エネ住宅に関する控除など、この時代に注文住宅を建てるからこそ知っておきたい情報を確実に入手できます。

注文住宅を建てるにあたって、お金の知識をしっかりと身につけたい方におすすめの1冊です。

土地に関する本・参考書【3選】

土地に関する本・参考書【3選】

後悔しない注文住宅を実現するには、土地選びも大切な要素です。土地に関するおすすめの本・参考書は次の3つです。

順に紹介していきます。

1.買ってはいけない家と土地

「買ってはいけない家と土地」は、住宅販売会社に営業職として勤務した後、土地家屋調査士事務所に勤務、独立した髙橋輝氏が執筆した書籍です。

この本では、髙橋氏の豊富な経験をもとに、住宅購入を検討する人々に向けて、物件選びの重要なポイントを解説しています。特徴は、建物だけでなく土地の価値も見極めることの重要性を強調していること。

建て替えできない、将来、資産価値が大きく落ちるに違いない、 購入後に思いがけない出費があるなど、慎重になるべき物件や土地について解説しています。注文住宅や建築条件つきの土地など、物件の種類ごとにチェックすべきポイントとリスクをまとめています。

不動産業者・モデルルーム・住宅展示場に行く前に、マイホーム探しの初心者が知っておきたい不動産の知識が凝縮された一冊です。

リスクを避けたい方はぜひ読んでみてはいかがでしょう。

2.こんな街に「家」を買ってはいけない

「こんな街に「家」を買ってはいけない」は、テレビや新聞などのメディアに多数出演している牧野知弘氏によって執筆された書籍です。

牧野氏は、三井不動産に勤務し、数多くの不動産買収、開発、証券化業務を手がけた後、三井不動産ホテルマネジメントに出向し、ホテルリノベーションや経営企画、収益分析に従事した経歴の持ち主です。2009年には、「オラガHSC株式会社」を設立し代表取締役に就任。

この本では、住民の高齢化や生活基盤の崩壊、空き家の増加といった問題に焦点を当て、郊外の住宅街が破綻の危機にある現実を明らかにしています。物件をすでに購入した人やこれから購入を考える人々に対し、住宅街の問題とその対策を提示しています。

注文住宅の購入にあたって、「建物だけではなくどのような街に家を建てるのか」という視点で考えるための指南書としておすすめの一冊です。

3.住んでる人の性格は家と土地が教えてくれる

「住んでる人の性格は家と土地が教えてくれる」は、土地家屋調査士であり日本メンタルヘルス協会の心理カウンセラー資格も持つ平田真義氏によって2023年に出版された本です。

本書では、不動産を通じて住人の性格や特徴を読み解く手法を紹介しています。ゴミ屋敷や派手なペイントがある家などの外観からわかる特徴で、住人の性格や生活スタイルを推測。また、表札やベランダ、庭、塀、駐車場などの特徴から住人のプロファイリングを行い、どんな人が住んでいるかを明らかにします。

これからどこに注文住宅を建てるか検討する際、近隣の環境や住人は気になるものです。この本を読むことで、ご近所トラブルをできるだけ避けるための具体的なヒントが得られるでしょう。

これから土地選びをスタートする方におすすめです。


注文住宅の間取りや設計に関する本・参考書【3選】

注文住宅の間取りや設計に関する本・参考書【3選】

続いて、注文住宅の間取りや設計に関するおすすめの本を3つ紹介します。

一つずつ解説していきます。

1.間取りの方程式

「間取りの方程式 心地よい住まいを組み立てる技術」は、魅力的な住まいを作り上げるための「プロのやり方」を25の視点で解説した家づくりのルールブックです。一級建築士の飯塚豊氏によって2016年に書かれました。

本書では、南側、東側、西側、北側などの異なる条件下での理想的な間取りを提案。「間取りの方程式」を活用して問題解決に導くプロの設計者たちの手法を明示しています。

この本の魅力は、わかりやすく実用的な間取りプランが多く紹介されていること。イラストや写真が多く、具体的な例を挙げながら解説されているため、これから家主になる初心者でも理解しやすいでしょう。また、ユニークな表現やジョークなどがちりばめられているので、読みものとしても楽しめる一冊です。

堅苦しい内容ではなく、楽しみながら家づくりの間取りについて学びたい方におすすめです。

2.あたらしい家づくりの教科書

「あたらしい家づくりの教科書」は、家づくりのプロたちが、家づくりの要素やエコハウスの構築方法を解説しています。

著者の一人である前真之氏は、建築環境工学の専門家。25年以上にわたる住宅の省エネルギー研究の経験を持ち、太陽エネルギーの活用やエコハウスの実現に尽力しています。他にも、サスティナブル住宅賞を受賞した松尾和也氏や、高断熱樹脂窓の専門家である水上修一氏など、9人のエキスパートが寄稿しています。

この本の魅力は、異なる専門性を持つエキスパートがそれぞれの分野を活かして、新しい家づくりについて解説していること。特に、温熱環境やエネルギー効率といった未来の家づくりにおいて重要なテーマに焦点を当てています。

イラストや写真を交え、分かりやすく解説しているため、専門的な知識がなくても理解しやすいのが特徴。高性能でエコフレンドリーな住宅をつくる方法やそのメリットについて、初心者でも十分に理解できるでしょう。

エコフレンドリーの家に興味がある方におすすめです。

3.この間取りがすごい

「この間取りがすごい」は、日本全国で活躍する建築家56人の「成功する間取り」のコツとアイデアをまとめた書籍で、2022年に刊行されました。

この本では、繊細な日本人の美意識が詰まった間取りを紹介しています。部屋数や床面積だけでは判断できない心地良い間取りについて説いています。また、「いまどきの住まい」の傾向から「家事ラク」のための収納計画、庭の活用法、愛着のもてる家のつくり方までを解説しています。

テーマ別で豊富な間取り図が多く記載されているので、どのような家に暮らしたいのかアイディアを膨らませるのに最適の一冊です。

注文住宅の外装やデザインに関する本・参考書【3選】

注文住宅の外装やデザインに関する本・参考書【3選】

注文住宅を建てるうえで、外装やデザインは最もこだわりたい点でしょう。外装、デザインに関するおすすめの本・参考書は次の3つです。

一つずつ解説していきます。

1.住宅デザインのひきだし

「住宅デザインのひきだし」は、上質な住まいのつくり方を紹介した書籍です。一級建築士であり、さまざまな受賞歴を持つ高野保光氏によって2018年に書かれました。

本書には、間取りにとらわれない居場所の作り方や、住まいの内外をつなぐ手法、手ざわりや足ざわりから考えるディテールなど、暮らしから考える住宅デザインのヒントが数多く収録されています。

特徴は、簡潔な文章に加え、美しい写真が多数掲載されていること。実際の写真を見ることで、上質な暮らしの様子がよく伝わります。

章ごとに異なるテーマが紹介されており、敷地の使い方から心地よい居場所造りのためのデザイン、美しさと機能性の両立までがカバーされています。

見ているだけで、豊富な知識やアイデアを得ることができる一冊です。

2.とっておきの住宅デザイン図鑑

「とっておき住宅デザイン図鑑」は、一級建築士であり、長谷川建築デザインオフィスの代表取締役でもある長谷川順持氏による住宅デザインに関する指南書です。

長谷川氏は、日本建築家協会に登録された建築家で、東京都市大学の建築学科や、東京モード学園で創作デザインの講師も勤めているエキスパート。教育施設や文化施設、高層オフィス、集合住宅などの様々なプロジェクトにも携わっています。

この本は、快適で美しく、愛着のもてる家をつくるためのヒントが詰まった図鑑として位置づけられています。

特徴は、デザイン性の高い写真に吹き出し説明が組み合わさり、家づくりのポイントが理解しやすく提示されていること。読者は写真と間取り図を見るだけで、家づくりの具体的なポイントやアイデアを得ることができるでしょう。

実際の写真を見ながら家づくりのアイディアを得たい方は、参考にしてみてはいかがでしょうか。

3.新しい住宅デザイン図鑑(改訂版)

「新しい住宅デザイン図鑑(改訂版)」は、5人の若手実力設計者による、住まいづくりの新しいアイデアが詰まった本で、2017年に刊行されました。

本書には、住まいづくりのアイディア「170+α」をまとめています。1つのテーマにつき、写真と図面、わかりやすい解説つき。パラパラと眺めるだけで、住みたい家が見えてくるように工夫されています。家づくりのヒントを探すのに最適でしょう。

難しい文章ではなく、わかりやすい写真や図面を参考にしながら家づくりのアイディアを練りたい方におすすめです。

注文住宅の内装やインテリアに関する本・参考書【3選】

注文住宅の内装やインテリアに関する本・参考書【3選】

注文住宅の内装やインテリアに関するおすすめの本は次の3冊です。

内装やインテリアまでこだわりたい方はぜひ参考にしてみてください。

1.暮らしが整う、ラクになる 成功する収納デザイン

「暮らしが整う、ラクになる 成功する収納デザイン」は、住まいが片づかない理由や、収納の設計に焦点を当てた解説本で、2018年に刊行されました。著作は、収納設計の巧者・水越美枝子氏ほか、19人の人気建築家。

この本では「なぜ家が片付かないのか」をテーマに、動線・部位ごとの収納設計術・造作収納術・家電やキッチン用品などの持ち物サイズの4つの観点から詳細に解説しています。

図解が豊富で、具体的な情報が満載なので、建築設計や住まいの計画をする際に役立つ一冊です。いつも片付いているすっきりとした家に暮らしたい方におすすめです。

2.狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール

「狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール」は、一級建築士兼模様替え作家のしかまのりこ氏によって書かれた本です。

この本では、しかま氏が5,000件以上の住宅設計や内装に携わった経験から得た知識を基に、家具配置の重要性を解説しています。「家が片付かない」「家が好きになれない」などといった原因の多くは、間違った家具配置や収納にあると指摘。一般的な固定観念に縛られず、自分の部屋やライフスタイルに合った家具配置を考えることが重要だと述べています。

家具配置と収納家具の選定が部屋の居心地に与える影響について詳しく知り、居心地のよい家づくりをしたい方、必読の内容です。

3.世界一居心地のいい部屋の作り方

「世界一居心地のいい部屋の作り方」は、パートナーと2人での新生活を始めるために、実家から新しい部屋に引っ越したtokaさんのストーリーを通じて、心地よい暮らしのためのヒントを提供しています。2024年に発売されました。

著者のこだわりが詰まった、リビングやキッチン、仕事スペースなどの写真がたくさん載っており、見ているだけで楽しめる本です。無理のない方法で片付けやすい部屋づくりを心掛けているので、すぐに真似できるアイディアが豊富なことも魅力。

丁寧で心地よい暮らしを実現したい方におすすめの一冊です。

注文住宅のハウスメーカー選びに関する本・参考書【3選】

注文住宅のハウスメーカー選びに関する本・参考書【3選】

注文住宅を建てるうえで、ハウスメーカーや工務店選びに悩む方も多いでしょう。注文住宅のハウスメーカー選びに関するおすすめの本は、次の3つです。

ハウスメーカー選びに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

1.絶対に後悔しないハウスメーカー&工務店選び 22社本音徹底比較!!

「絶対に後悔しないハウスメーカー&工務店選び」は、日本初のホームインスペクターである市村博氏とその後継者である市村崇氏によって書かれました。

この本では、家を建てる予定の人々に向けて、住宅展示場やマッチングカウンターの仕組みを詳しく解説。また、ハウスメーカー、工務店、設計事務所、建売住宅などの依頼先の違いを比較し、営業マンとの交渉から契約、現場でのポイントまで詳しく説明しています。

48ページにわたる袋とじでは、ハウスメーカーと工務店22社を取り上げ、実際のインスペクションから得た情報をもとに、実名評価を行っています。

読みやすくわかりやすい内容なので、マイホーム計画を立てる際の参考になるでしょう。

2.「論より証拠! 」のハウスメーカー選び 大手13社実力評価

「論より証拠! のハウスメーカー選び 大手13社実力評価」は、「絶対に後悔しないハウスメーカー&工務店選び」の執筆者である市村博氏と市村崇氏によって書かれた続編です。

本書は、大手13社のハウスメーカーの実力評価と11棟の実例を通して、家づくりのポイントを詳しく解説しています。袋とじではハウスメーカーと工務店22社の実名評価を掲載。

素人が家を建てる際に後悔を残さないために知っておくべき情報が満載です。ハウスメーカー選びに迷っている方にとって貴重なガイドとなるでしょう。

3.ハウスメーカーで「後悔しない家を建てる」技術(DVD付き)

「後悔しない家を建てる技術(DVD付き)」は、一級建築士でホームインスペクターでもある市村博氏によって執筆されました。

この本では、ハウスメーカー選びのポイントや後悔しない家づくりのテクニックを解説しています。マンガを交えてわかりやすく説明されており、DVDも付いているので、素人でもしっかりと内容を理解できるでしょう。

「ハウスメーカー選びで失敗したくない」「営業担当者の話をしっかりと理解したい」という方におすすめです。

まとめ:注文住宅の本を数冊読んだ上で本格的に取り組むのがおすすめ!

二世帯住宅の本を読んだら実際にM-LINEに相談を!

今回は、注文住宅を建てるにあたって必要な知識を学べる本を紹介しました。

ここで紹介した本では、注文住宅の基本知識やおすすめの間取り、デザインなどを詳しく学ぶことができます。ぜひ本記事で紹介した本を活用しながら、情報収集を行ってください。

M-LINEでは、注文住宅のご相談も受け付けています。注文住宅をご検討の場合は、ぜひ一度ご相談ください。

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この記事を読んで、質問やご相談などがありましたらまずはM-LINEまでご連絡ください。

他にはない、施工事例のご紹介やお客様に沿ったご提案をさせていただきます。

 

執筆者情報

小林 眞一郎

小林 眞一郎 ou2株式会社 常務取締役 二級FP技能士

ou2株式会社 常務取締役 二級FP技能士

監修者情報

高坂 昇

高坂 昇 ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

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