1.価格が安い

東京の中古戸建て物件は、新築の戸建てを購入するよりも価格が安いのが魅力です。理由としては戸建ての住宅は、経年劣化によって資産価値が減少するため、同じエリアの同じ間取りの物件でも、中古戸建て物件の方が価格が安くなるケースが多いためです。

一般的には約20年ほどで建物の価値がなくなるといわれており、築年数が経過するほど建物の価格が下がっていくでしょう。東京都内の土地はほかの地域と比べて地価が高い傾向にあるため、新築を建てる場合は購入費が高額になります。住宅購入の予算が限られている場合は、東京の中古戸建て物件をおすすめします

2.住みたい場所を選びやすい

東京の中古戸建て物件を購入するメリットは、住みたい場所を選びやすいという点です。なぜなら、新築戸建住宅を東京で購入すると購入費用が高額になりますが、中古戸建て物件は価格が安い傾向にあるため、選べる物件数が増えるからです。

例えば、新築戸建て物件を予算内で購入する場合、予算内で土地が購入できる地域や路線のエリアが限定されたり、建物の建築費用を抑えたりすることが必要になるでしょう。中古戸建て物件を候補に入れることで地域や路線の選択肢も広がるため、理想の立地の住宅に出会える可能性が高まります。

3.リフォームによって新築のように綺麗にできる

東京の中古戸建て物件は、リフォームによって新築のように綺麗にできるのもメリットの1つ。理由としては、中古物件は経年劣化によって購入価格が低くなる傾向にあるため、余った予算をリフォーム費用に回すことができるためです。

築年数が経っていても、内装や外装をリフォームすることで新築の戸建て住宅のような綺麗な住宅が作れます。例えば「リビングに最新設備を取り入れたい」「お風呂を綺麗にしたい」といった施工が可能です。

リフォームによって東京の中古戸建て物件でも、こだわりの住宅環境に整えられるのでぜひ検討してみてください。

1.世田谷区

東京都世田谷区は、子育て支援やサポートも充実しており、閑静な住宅街で住みやすい街として人気の地域です。東京23区のなかでも面積が広く、中古戸建て物件数の選択肢も多いのでおすすめのエリアです。

世田谷区には、京王線、井の頭線、小田原線、大井川線、目黒線、世田谷線、東横線などのたくさんの私鉄が乗り入れており、通学・通勤などにも便利な立地。世田谷区のなかでも人気のエリアは、成城、二子玉川、下北沢、駒沢、三軒茶屋などが挙げられます。

世田谷区の中古戸建て物件の価格相場は、以下を参考にしてみてください。

ただし、上記の世田谷区の価格相場は、築年数や建物・土地の広さによっても異なります。

出典：子ども・教育・若者支援｜世田谷区

2.八王子市

東京都八王子市は、緑が多く自然に恵まれており、格安な住宅も多いエリアとして人気の地域。理由としては、東京都の市で一番広い面積を持っているため、土地の環境と価格の選択が豊富にあるからです。

八王子駅や商業施設周辺地域は利便性も高く、東京23区内と同等の価格ですが、元八王子や川口町周辺は坪単価が低く格安物件もあります。八王子駅はJR中央線、JR横浜線、JR八高線、京王高尾線、京王相模原線なども乗り入れているため、横浜や埼玉方面へのアクセスもしやすいのが魅力。

八王子市の中でも中古戸建て物件で人気のエリアは、めじろ台・南大沢・高尾・北野などが挙げられます。八王子市エリアの中古戸建て物件の価格相場は、以下を参考にしてみてください。

ただし、八王子エリアでも駅近や商業施設周辺地域は、上記より相場が高くなります。築年数や建物・土地の広さによっても異なるため、注意しましょう。

3.練馬区

東京都練馬区は、光が丘団地のほぼ中心軸になっているため、ファミリー層に人気があるエリア。都営大江戸線の駅で都庁前・六本木・飯田橋方面の乗り入れがあるため、都心にダイレクトにアクセスしやすいのが魅力です。

付近には、商業施設や公共施設も豊富にあり、休日も多くの人や散策やレジャーを満喫できます。練馬区の中でも中古戸建て物件の人気エリアは、石神井公園・大泉学園・上石神井・江古田・保谷駅周辺が挙げられます。

練馬区エリアの中古戸建て物件の価格相場は、以下を参考にしてみてください。

ただし、練馬区エリアでも駅近や商業施設周辺地域は、上記より相場が高くなります。築年数や建物・土地の広さによっても異なるため、目安として検討してみてください。

4.足立区

東京都足立区は、東京23区の北東部に位置しており、埼玉県の川口市や草加市とも接しているエリア。
JR常磐線・東武伊勢崎線・京成電鉄本線・東京メトロ日比谷線・東京メトロ千代田線・つくばエクスプレス・日暮里・舎人ライナーなどさまざまな路線が乗り入れており、交通の利便性の高さが魅力です。

表参道や東京駅なども乗り換えなしでアクセス可能のため、通勤や通学に便利。公園面積が23区でもトップクラスといわれるほど多く、子育て支援も充実しています。

足立区の中でも人気のエリアは、綾瀬駅・北千住駅・西新井駅周辺エリアが挙げられます。足立区の中古戸建て物件の価格相場は、以下を参考にしてみてください。

足立区の中古戸建て物件の相場は、23区内の中でも比較的安い傾向にありますが、築年数や建物・土地の広さによっても異なります。

5.文京区

東京都文京区は、豊島区・新宿区・台東区などに隣接するエリアです。東京大学やお茶の水女子大学など有名な大学もあり、治安も比較的安定しているのも住みやすさのポイント。

丸ノ内線・有楽町線・南北線・三田線・大江戸線など東京メトロや都営地下鉄も発展しており、交通アクセスも充実しています。文京区の中でも人気のエリアは、千石・白山・水道・本駒込・湯島エリアなどが挙げられます。

文京区の中古戸建て物件の価格相場は、以下を参考にしてみてください。

文京区エリアは、23区内でも価格相場が高い傾向にありますが、築年数や建物・土地の広さによっても異なります。

6.杉並区

東京都杉並区エリアは、渋谷区・新宿区・世田谷区・中野区・練馬区などの「城西地区」と呼ばれており、緑豊かな閑静な住宅街が多くあります。三鷹市にはジブリの森美術館や、吉祥寺には井の頭公園などがあり、子育て支援も充実しているため、ファミリー世帯に人気の施設も豊富です。

杉並区には、JR総武線・JR中央線・東京メトロ丸ノ内線・京王線・西武新宿線が乗り入れており、東京駅は中央線から乗り換えなしでアクセスできます。杉並区の中でも人気のエリアは、荻窪・阿佐ヶ谷・永福町・方南・井草・井荻・高井戸エリアが挙げられます。

杉並区の中古戸建て物件の価格相場は、以下を参考にしてみてください。

杉並区の中古戸建て物件の価格相場は、東京23区内でも比較的高い傾向にありますが、築年数や建物・土地の広さによっても価格相場が異なります。

7.大田区

東京都大田区エリアは、隣接する品川区・目黒区と比べて価格相場が安く、ファミリー層が住みやすい物件が充実しているのが魅力。落ち着いた住宅街が多くあり、幼稚園や保育園、小学校など教育施設が多く揃っています。

また、蒲田駅・多摩川駅など多くの路線が乗り入れている駅が多く、羽田空港も近いことから交通アクセスも良いため、通勤・通学にも困らないでしょう。大田区のなかでも人気のエリアは、大森や田園調布などが挙げられます。

大田区の中古戸建て物件の価格相場は、以下を参考にしてみてください。

また、大田区区の中古戸建て物件の価格相場は、築年数や建物・土地の広さによっても価格相場が異なります。

1.都心まで電車で30分圏内

東京都の中古戸建て物件を探す際は、都心まで電車で30分圏内の立地がおすすめです。理由としては、東京都下・埼玉・千葉・神奈川エリアといった郊外になるものの、自然も程よく残されており、公園や保育園・幼稚園などのファミリー世帯にうれしい施設や設備が充実しているからです。

また、都心と比べて中古戸建ての物件の価格相場も安く、手の届きやすさも魅力でしょう。ARUHIprezentsによる「本当に住みやすい街大賞2023」で上位にランクインした、西八王子・流山おおたかの森・小岩は、都心部まで30分圏内となっています。

千葉や埼玉などといった郊外にもアクセスしやすく、利便性が高い物件が見つかる可能性が高いでしょう。

出典：本当に住みやすい街大賞2023｜ARUHI

2.待機児童が少ない地域

子育て世帯が中古戸建て物件を探す際は、待機児童が少ない地域かどうかも重要なポイント。理由としては、待機児童問題が解消しておらず、子供が預けられない地域も東京都には多くあるからです。

共働き世帯にとっては、待機児童の積極的な解消が重要な選定要素。「待機児童ゼロ」を謳っている地域は、実際住んだ際に子供の預け先に困る心配が少ないでしょう。

例えば、本当に住みやすい街大賞2023にもランクインした流山市では、令和3年4月時点で待機児童ゼロを達成しています。合計特殊出生率も県内で2年連続1位となっており、毎年2,000人以上の新生児が生まれていることからもファミリー世帯に人気があることが分かります。

また、関東全域で見てみると令和3年4月時点で千代田区・港区・新宿区・大田区・世田谷区・杉並区・練馬区・足立区・葛飾区・立川市などが待機児童ゼロを達成しています。特に共働きの世帯は、待機児童が少ない地域から物件を選ぶことも選択肢の1つでしょう。

出典：【資料1】子ども子育て会議 令和3年5月27日｜流山市

出典：都内の保育サービスの状況について（区市町村別の状況）｜東京都

3.住みやすい制度や施設が充実しているか

東京都の中古戸建て物件を選ぶ際は、住みやすい制度や施設が充実しているかも確認する必要があります。理由としては、いくら価格が安くよい住宅であっても、商業施設、交通の便、就業場所、子育て・介護支援などさまざまな環境が整ってなければ、生活に不便な点が多くなる可能性があるためです。

子育て世代でいえば、公園や保育園、幼稚園、小学校、中学校など子育てや教育施設が整っているかどうか、行政の子育て支援が充実しているか、保育料などを他の区市町村と比較する必要があるでしょう。

また、親世帯と同居する場合などは、介護施設数や、介護費・医療費を抑える制度、高齢者の就業支援等があるかどうかもチェックポイント。高齢者が通院や買い物などに行く際に、交通アクセスの良さなども考慮する必要があります。

高齢化、子育て支援、買い物難民など社会の問題を解決するような仕組みづくりをしているエリアにこだわれば、数年先も住みやすい住まいを選べるでしょう。

Q.中古一戸建てをリノベーションする際の費用の相場は？

中古一戸建てのリノベーションをする際のリフォーム費用の相場は、リビングや浴室など1部分であれば500万円～1,000万円程度が平均です。中古一戸建ての物件購入価格に加えて、リフォーム費用がかかる形となります。

また、中古一戸建てをフルリフォームする場合は、1,000～2,000万円程度の費用がかかるでしょう。リフォームの相場は、施工する範囲や劣化状態、機器や機材のグレードによって変動するため、さまざまな業者の見積もりを比較してみましょう。

Q.1,000万円～1,500万円以下で東京都の中古戸建て物件は購入できますか？

東京都の中古戸建て物件は、1,000～1,500万円以下でも購入できます。これらの格安物件は、八王子市や町田市、あきる野市などの駅から離れたエリアの物件が多いです。

また、築年数も30年～50年近い物件が多いため、リノベーションなどが必要になる可能性があります。

Q.2,000万円～2,500万円以下で東京都の中古戸建て物件は購入できますか？

東京都の中古戸建て物件は、2,000万円～2,500万円以下でも購入できます。ファミリー世帯に人気の八王子市や町田市などの物件も多くあり、コスパの良い物件が見つかる可能性も高いでしょう。

築年数が経過していてもフルリノベーションされて綺麗な物件が2,000万円～2,500万円で購入できる物件もあるため、ぜひ選択肢として検討してみてください。

Q.3,000万円～4,000万円以下で東京都の中古戸建て物件は購入できますか？

東京都の中古戸建て物件は、3,000万円～4,000万円以下でも購入が可能です。本記事でも紹介した八王子市、足立区、練馬区などのエリアの物件も豊富にあり、さまざまな物件の中から選べるでしょう。

Q.東京都の中古マンションの相場は？

東京都の中古マンションの相場は、一戸建て同様にエリアによってバラツキがあります。2021年度のフラット35利用者調査によると、全国の首都圏の中古マンションの所要資金は3,296万円、全国の中古マンションの所要資金は3,026万円となっています。

出典：2021年度のフラット35利用者調査｜国際・調査部調査グループ