2021/11/30
間取り・内装 その他

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狭い夫婦の寝室をおしゃれにレイアウト|6畳に配置できるベッドを解説

限られた敷地に建てる狭小住宅では、狭い寝室になりがちなので、ベッドのレイアウトに悩むこともあるでしょう。

​こちらの記事は、そんな悩みや疑問にお応えする内容となっています。

もちろん狭い寝室であっても、お洒落で快適な寝室に整えることは可能です。
さらに収納量も確保して、スッキリとした寝室に整えていきましょう。

新築計画中で、寝室の広さやレイアウトを迷われている方は、ぜひお役立てください。

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6畳の寝室でも快適に!狭い夫婦の寝室に必要なレイアウトの考え方

6畳の寝室でも快適に!狭い夫婦の寝室に必要なレイアウトの考え方

6畳=約10㎡。狭いと感じる理由とは?​

6畳(約10㎡)の寝室が「狭い」と感じられる主な理由は、収納スペースの不足や使い勝手の悪さによって、心理的なゆとりが持ちにくくなることにあります。

ベッドやタンスなどの大型家具を置くと、動き回れるスペースが一気に制限されてしまいます。ダブルベッドを選ぶと通路がほとんど確保できず、夜中に起きるたびに寝ている相手をまたぐような状況になることも少なくありません。

さらに、現代の寝室は「寝るだけの場所」ではありません。

読書やリモートワーク、趣味の時間など、1つの空間にさまざまな役割を持たせたいというニーズが増えています。しかし、6畳の限られた広さでは複数のニーズを満たすのが難しく、ライフスタイルとのギャップを感じやすくなるのです。

とはいえ、6畳でも快適な寝室を実現することは可能です。

家具のサイズを見直したりレイアウトを工夫したりすることで、限られたスペースでも快適に過ごすことができます。6畳の寝室はややタイトではあるものの、アイデア次第で狭さを感じさせない空間に変えることもできるのです。

寝室の役割は「寝るだけ」じゃない?収納・導線も重要​

最近では寝室に求められる役割が多様化しています。単に眠るだけでなく、朝のエクササイズや読書、ちょっとした仕事スペースとして使いたいといった声も多く聞かれます。

しかし6畳という限られた面積では、こうしたニーズすべてを満たすのは難しく、どうしても窮屈さを感じやすい点がデメリットです。特に収納面は悩みの種で、衣類や寝具、小物類などをしまうスペースが不足しがちです。その結果、物があふれて雑然とした印象になりやすく、すっきりとした空間を保つのが難しくなります。

また、収納家具を増やすと床面積がさらに圧迫され、狭さが一層際立つという悪循環に陥ることも。

家具の配置によって動線が妨げられると、日常的な動きにもストレスが生じやすくなります。朝の忙しい時間帯は、寝室の狭さが顕著に感じられるでしょう。

こうした問題を解決するには、「収納」と「動線」の工夫が不可欠です。

例えばベッド下のスペースを収納として活用したり、壁面収納を導入して床の面積を広く見せたりといったアイデアが効果的です。さらに、ベッドの周囲には50cm程度の通路を確保するよう家具を配置すれば、動きやすさが格段に向上し、毎日の暮らしがより快適になります。

次章では狭い寝室に取り入れたい具体的なレイアウトを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

狭い寝室|広さごとに異なるレイアウトを紹介

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狭い部屋でもレイアウトの工夫次第で快適な寝室を実現することが可能です。ここでは、6畳と4畳半の寝室におけるベッドのサイズや配置のポイントを紹介します。

なお、ベッドの大きさは商品によって多少の違いはありますが、以下の寸法を目安としています。

出典:ベッド・マットレスの選び方|無印良品

一般的に、ベッドの周囲に50cm程度のスペースがあればスムーズに横を歩けますが、30cm程度になると横向きで移動せざるを得ず、窮屈さを感じやすくなります。

寝室の間取りを考える際は、まずベッドなど大きな家具の位置を決めることが重要です。事前にサイズ感や配置をシミュレーションしておくことで、後悔のないレイアウトが可能になります。

6畳の寝室|配置できるベッド​

6畳の広さは、約364cm×273cmで、長方形になります。
東京を中心に使われる、中京間の寸法です。

ベッド2つ

まず別々のベッドに寝るスタイルから見ていきましょう。

6畳の部屋であれば、縦195㎝のベッドを収納しても、足元の通路は約70㎝空くので広々と歩くことができます。
セミダブルのベッドを2つ配置し、間を50㎝とってサイドテーブルを設置しても、両サイドに約30㎝のスペースを作ることが可能です。
このように両サイドにスペースを作ることで、布団の裾をベッド横に落とすことができ、布団がズレにくくなります。

またこのベッドのレイアウトは、ホテルライクでおしゃれな印象です。

ベッド同士を付けていないので、寝返りをうっても、相手のベッドまで振動が行くことがなく、寝心地も快適です。

 

ベッド1つ

次に2人で1つのベッドに寝るスタイルです。

6畳のスペースがあれば、ダブルベッドもキングサイズも入ります。
ダブル~クィーンであれば、部屋の片側を30㎝明けて設置しても、もう片方が約170㎝~190㎝開くので、スタンドや小さなラックなどを配置することも可能です。

4畳半の寝室|配置できるベッド​

4畳半の広さは、約273cm×273cmで、正方形になります。
​こちらも中京間の寸法です。

ベッド2つ

4畳半の寝室に、シングルベッドを2つ配置してみましょう。

足元の通路は6畳と同様に、70㎝程のゆとりをもった通路幅がとれます。

横幅は70㎝程しか空きがないので、ベッドの間を50㎝程通路にとると、両サイドは10㎝程度しか空きません。
厚手の布団は端を降ろすことは難しいかもしれませんが、そう不自由ではないでしょう。

また2つのベッドをくっつけて、片側は布団の端を降ろすために20㎝ほど空けても、もう片方は50㎝の通路が確保できます。
20㎝しかスペースを空けれなかった側の人は、足物から降りることになるでしょう。

ベッド1つ

4畳半にベッドを1つ置くなら、クイーンベッドも配置が可能です。

両サイドに50㎝程度の通路幅を確保できるので、スムーズに動くことができます。

 

6畳と4畳半の寝室に、どのサイズのベッドを、どの様にレイアウトできるのかをお伝えしてきました。

ベッドを選ぶ時は、次のことにも注意しましょう。

お互いの好みを話しあって、ベッドの大きさ、タイプ、他に配置したい家具、寝室の広さを決めていきましょう。

 

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狭い寝室を快適にするために避けたいNGレイアウト

狭い寝室を快適にするために避けたいNGレイアウト

ここでは4畳半や6畳などの狭い寝室で避けたいレイアウトを3つ紹介します。

これらのポイントに気をつけることで、狭い寝室でも快適で居心地のよい空間を実現しやすくなるでしょう。

中央配置で通路なし → ストレスの原因に​

ベッドを部屋の中央に置き通路を確保しないレイアウトは、狭い寝室における大きなストレスの原因になります。

周囲に十分なスペースがないため、ベッドの両側に自由にアクセスできず、特に夜中に起きる際には相手をまたぐ必要が生じます。夫婦の起床時間や就寝時間が異なる場合は、心理的な負担になる可能性も否定できません。

さらに、こうした環境ではゆっくりと睡眠が取れず、健康面にも悪影響が出る恐れがあります。

ベッド選びの際は、周囲に少なくとも50cm程度の通路を確保できるかどうかを確認することが重要です。50cmほどの通路があれば、ベッドの周りをスムーズに歩くことができ、夜中に起きた際も相手を起こさずに動けます。

狭い寝室ではベッドの大きさと配置を慎重に検討し、動線をしっかり確保することが快適な生活につながります。

収納家具の置きすぎ → 圧迫感+移動の妨げ​

狭い寝室に収納家具を置きすぎることは、圧迫感が増し、移動の妨げになるためおすすめできません。

大型で高さのある家具が多いと部屋が狭く見え、視覚的な圧迫感が強まります。その結果、居心地の悪さを感じることも少なくありません。

さらに、家具が密集するとベッドの周りの動線が狭くなり、起き上がったり寝返りを打ったりする際に邪魔になることがあります。こうした小さな不便は日々のストレスとして積み重なり、快適な睡眠環境を妨げる原因となる可能性も。

狭い寝室では、収納家具を必要最低限に抑えることが重要です。壁面収納や多機能家具を取り入れることで、限られたスペースを効率的に使いながら圧迫感を軽減できます。

色のコントラストが強すぎる → 狭さを強調してしまう​

狭い寝室では色のコントラストが強すぎると、空間の狭さが目立ってしまうため注意が必要です。

また、強いコントラストは部屋の各部分を強調し過ぎるため、一体感が損なわれてしまいます。その結果、空間が狭く見えるだけでなく、雑多な印象が強まりリラックスしづらくなります。

色の心理的な影響も見逃せません。

暗い色や鮮やかな色は閉塞感を増し、居心地の悪さを感じさせやすいのです。

さらに照明との関係も重要です。暗い色の壁は光を吸収しがちで、部屋を暗く狭く感じさせてしまいます。一方で、明るく淡い色は光を反射し、空間を広く明るく見せる効果が期待できます。

狭い寝室には明るい色や淡いトーンを基調にし、色のコントラストは控えめにするのがおすすめです。

狭い寝室|収納量を確保するために意識したいポイント​

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寝室が狭くても収納量を確保することは可能です。

部屋が狭くならないよう、対策をしていきましょう。

収納付きベッドにする​

ベッドを購入するときに、収納付きベッドにすると、かなりの収納量を確保することができます。

収納付きベッドには、サイドが引き出しになっているタイプと、マットレス部分が跳ね上がってベッド下が全て収納スペースになるタイプがあります。

寝室に広さがないと引き出しの開け閉めがしにくいことと、跳ね上げ式の方が収納量が格段に大きいので、跳ね上げ式がおすすめです。

クローゼットの奥行きを見直す​

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夫婦の洋服を収納するために、寝室にクローゼットを作るケースが多くあります。
最近ではウォークインクローゼットが人気ですね。

しかしウォークインクローゼットは歩くスペースが必要になる分、部屋の敷地を多く利用します。

ウォークインクローゼットの敷地が十分に取れず、L字のバーしか設置できない、片面しか棚を付けられないなどとなれば、歩くスペースを作る意味はありません。
通常のクローゼットにすれば、奥行きは60㎝程度で十分です。

収納の取り方ひとつで、生活スペースが大きく広がるので、洋服収納の有効性を確認していきましょう。

洋服などはファミリークローゼットを利用する​

夫婦の洋服は寝室に収納する、というのが一般的です。

しかし狭小住宅になると生活スペースが縦に伸びるので、洗濯物を仕舞うとき、ちょっと肌寒いから羽織ものを取りに行くとき、クリーニングが仕上がって収納するとき、寝室のクローゼットまで上がらなくてはいけなくなります。

リビングや水回りを設置する階にファミリークローゼットを作れば、これらは全て解決します。
​そしてファミリークローゼットを作ることで、寝室に洋服収納スペースを作る必要がなくなります。

生活動線を整えること、寝室のスペース確保のためにファミリークローゼットを検討してはいかがでしょうか。

壁面収納を導入する​

壁面収納を導入することで、狭い寝室の限られたスペースを有効に使いながら快適で機能的な空間を作り出せます。

壁面を活用すれば床面積を圧迫せずに収納を増やせるため、部屋全体が広く感じられる効果があります。物を整理しやすくなるので、生活空間をすっきり保つことも可能です。加えて、おしゃれな収納棚を選べばインテリアの一部として部屋の雰囲気も高まります。

導入時は収納するものを絞り込み、使いやすさを意識することが大切です。

部屋のインテリアと調和させるため、色や素材の統一感も考慮しましょう。

また、よく使う物は手の届きやすい場所に収納すれば、日常の利便性が向上します。

多機能家具を選択する​

多機能家具を導入することで、狭い寝室を多目的に利用できる可能性があります。

例えばソファベッドなら昼はソファ、夜はベッドとして使えます。収納付きのオットマンやテーブルは、座る場所を確保しつつ内部に物を収納できるため非常に便利です。

多機能家具を選ぶ際は、実用性だけでなく、部屋のインテリアと調和するかどうかを見極めることが大切です。シンプルで明るい色の家具なら、狭い部屋でも圧迫感を減らし、開放的な雰囲気を演出できます。

具体的な多機能家具の例としては、収納付きベッド、折りたたみデスク、ソファベッド、収納オットマン、ロフトベッドなどが挙げられます。自分の生活スタイルに合った家具を上手に取り入れることで、限られたスペースを最大限に生かした快適な暮らしを実現できるでしょう。

狭い寝室をおしゃれに見せる工夫​

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狭い寝室でも工夫次第でおしゃれに見せることは十分可能です。ここでは、狭い寝室をおしゃれに見せるために取り入れたいポイントを4つ紹介します。

色使いをこだわる​

狭い寝室をおしゃれに見せるには、色使いにこだわることが効果的です。明るい色や淡いトーンを取り入れると、空間が広く感じられ開放感を演出できます。

壁や寝具。家具にはホワイトやアイボリー、淡いグレーなどの明るい色を選ぶと、光が効果的に反射し部屋全体が明るくなります。加えて、パステルカラーなどのペールトーンを使うことで、柔らかく落ち着いた印象が生まれ、おしゃれかつリラックスできる空間に仕上がるでしょう。

また、同系色の異なるトーンでまとめることで統一感が生まれ、奥行きを感じさせることも可能です。ベージュやブラウンなど温かみのある色調を組み合わせれば、狭い空間でも圧迫感を抑えながら落ち着いた雰囲気を演出できます。

アクセントカラーで個性を表現したい場合は、クッションなどの小物でポイントを加えるのがおすすめです。

コンパクトな家具を選ぶ

狭い寝室をおしゃれに見せるには、コンパクトで背の低い家具を選ぶことが効果的です。

コンパクトな家具は部屋のサイズにぴったり合い、余計な圧迫感を感じさせません。また、背の低い家具を選ぶことで視界が広がり、部屋全体が広く感じられます。

例えばロータイプのベッドは圧迫感を和らげ、開放的な印象を与えます。さらに脚付きの家具を取り入れると床面が見え、視覚的に空間の広がりを演出でき、すっきりした印象に仕上がる点も魅力です。

このように、コンパクトで背の低い家具を選ぶことで、狭い寝室でも快適さとおしゃれさを両立させられます。

限られたスペースを最大限に活用しつつ、デザインや色にもこだわって、自分らしい居心地の良い寝室作りを楽しんでみてください。

狭くてもおしゃれな寝室ならM-LINEにご相談を!

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​狭い寝室をおしゃれに、そして使いやすく整える方法として、ベッドのレイアウト、収納スペースを確保する方法、インテリアの工夫などをお伝えしてきました。

寝室が狭く4畳半・6畳の確保であっても、夫婦がゆっくり休むためのベッドを配置することは十分にできます。
通路幅を意識して、動きにストレスがないようにしましょう。

さらに明るい色、高さのない家具を利用して、広々とした寝室に整えていきましょう。

 

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この記事を読んで、質問やご相談などがありましたらまずはM-LINEまでご連絡ください。

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執筆者情報

小林 眞一郎

小林 眞一郎 ou2株式会社 常務取締役 二級FP技能士

ou2株式会社 常務取締役 二級FP技能士

監修者情報

高坂 昇

高坂 昇 ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。
小林 眞一郎

小林 眞一郎 ou2株式会社 常務取締役 二級FP技能士

ou2株式会社 常務取締役 二級FP技能士
長張隆史

長張隆史 ou2株式会社 代表取締役 一級建築士 (登録番号 第328587号)

ou2株式会社代表取締役 一級建築士(登録番号 第328587号)

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