賃貸併用住宅本

土賃貸併用住宅づくりに役立つおすすめの本・書籍6選【プロが厳選】

賃貸併用住宅は、戸建ての住宅の一部を賃貸住宅にした建物のことです。住宅ローンを返済しながら家賃収入を得ることができるため、賃貸併用住宅の経営を検討する方も多いのではないでしょうか。

賃貸併用住宅は、住宅ローンが使えたり節税効果があったりなどメリットも大きいですが、知識がないと失敗するリスクもあるので注意が必要です。まずは、賃貸併用住宅について情報収集を行い、基礎知識やノウハウを身に着けておくことが大切でしょう。

本記事では、賃貸併用住宅づくりに役立つおすすめの本6選と、賃貸併用住宅の知っておきたいメリットについて解説します。賃貸併用住宅の資産運用について前向きに検討している方は、本記事で紹介する書籍を活用して、情報収集を行ってみてください。

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賃貸併用住宅について学べる本【6選】

賃貸併用住宅について学べる本【6選】

賃貸併用住宅づくりに役立つおすすめの本は、以下の6冊です。

賃貸併用住宅で資産運用を始めるなら、基礎知識を身に着けておくことが大切です。上記の本では、賃貸併用住宅に関する基礎知識やノウハウ、実体験などを分かりやすく学ぶことができます。

また、オーナー目線で書かれた本・不動産業者目線で書かれた本があるため、様々な角度で賃貸併用住宅についての知識が得られるのが魅力です。ぜひ上記の本を活用して情報収集を行い、賃貸併用住宅を行うかどうか検討してみてください。

1.はたらくおうち 賃貸併用住宅: 次世代の新しい資産運用のかたち

『はたらくおうち 賃貸併用住宅: 次世代の新しい資産運用のかたち』は、実際に賃貸併用住宅「はたらくおうち」を販売している不動産会社の取締役が書いた著書です。2020年に発行された比較的新しい本で、最近の情報を得ることができます。

この本では、賃貸併用住宅の仕組みやノウハウについて専門家の目線で詳しく書かれており、今後賃貸併用住宅の建築を検討している方の不安を解消することが可能です。

賃貸併用住宅の専門家選び・土地選び・間取り・家賃相場などについても、例を取り入れながら分かりやすくまとめられています。そのため、今後賃貸併用住宅経営を成功させるために、必要な具体的な知識を得ることができるのが魅力です。

また、賃貸併用住宅の建設についてだけでなく、ライフプランや確定申告や税金控除のことも網羅されています。賃貸併用住宅はどのような方法で資産形成を行うのか、どの程度の収益が見込めるのかなどの不安点が解決できる一冊なので、ぜひ手に取ってみてください。

2.立地と広さ、どっちも欲しい!憧れ好立地マイホームをお得に手に入れる 〜賃貸併用住宅オーナー実録〜

『立地と広さ、どっちも欲しい!憧れ好立地マイホームをお得に手に入れる 〜賃貸併用住宅オーナー実録〜』は、実際に賃貸併用住宅を運営するオーナーが書いた著書です。

賃貸併用住宅に関する多くの本では、賃貸併用住宅の概要や流れについて説明するものが多い中、この本はオーナー側が運営していくのに必要な情報が書かれているのが魅力です。

賃貸併用住宅を実際に経営している経験者のメリット・デメリットが具体的に把握でき、ポイントが簡潔にまとまってるため、初心者でも読みやすくなっています

また、賃貸併用住宅の計画・管理会社の選定・青色申告のやり方まで、オーナー目線の実践的な内容が書かれているのがポイントです。「これから賃貸併用住宅経営を始めてみようかな?」という方が知りたい情報が詰まっている一冊となっています。

3.タダで自宅を手に入れるスゴイ方法

『タダで自宅を手に入れるスゴイ方法』というインパクトのある題名の著書は、貯蓄・家計管理から、資産運用などの方法を身に着ける総合マネースクールが出した著書です。

この本では、賃貸併用住宅を建てることについて、「他人の家賃で住宅ローンを返済できる賢いテクニック」として紹介しています。賃貸併用住宅の収益化の仕組み、少ないリスクで不動産投資が行えると方法について、初心者向けに分かりやすく解説しているのが特徴です。

また、賃貸併用住宅という土地活用方法があまり知られていない時に出版されているため、多くの読者に衝撃を与えた作品となっています。

ただし、2007年に発売された古い著書のため、現在の仕組みや制度とは違う場合もあるため注意が必要です。

しかし、一種の成功例として覚えておいて損はないため、「賃貸併用住宅について前向きに検討したい」「ローンの返済額を収益でやりくりしたい」という方は一度読んでみることをおすすめします。

4.不動産投資は住宅ローンを使え!

『不動産投資は住宅ローンを使え!』は、首都圏の賃貸併用住宅を中心に、様々な投資物件のアドバイスや物件の紹介を行っている会社の代表取締役の著書です。

この本では、賃貸併用住宅が他の不動産投資と比べて、ローリスク・ハイリターンである不動産投資ということが初心者にも分かりやすく解説されています。

不動産業者からの目線だけでなく、著者自らが賃貸併用住宅を建てた経験談を基に説明されているため、非常に説得力があると読者からの評判も高評価です。

不動産投資をする上では、買い増し戦略や出口戦略を検討する必要がありますが、解決法についても書かれているため非常に参考になります。ただし、こちらの本も2014年に出版されたものなので、情報などが古い場合があるので注意が必要です。

賃貸併用住宅について、専門家目線とオーナー目線でのリアルな情報が知りたいという方におすすめの作品です。

5.住宅ローンで不動産投資を行う方法―自宅は住居付き収益物件を買いなさい

『住宅ローンで不動産投資を行う方法―自宅は住居付き収益物件を買いなさい』は、不動産投資コンサルタント・ビジネスプロデューサー星・輝(ほし・てる)氏が書いた著書です。

星氏は、大学卒業後に正社員として働かず、フリーターで資金ゼロの状態から不動産経営をスタート。区分所有マンション1棟・マンション1棟・アパート1棟と徐々に不動産経営を展開し、今では多数の賃貸不動産の経営・コンサルティング・ビジネスプロディースなどを行っている不動産投資のエキスパートです。

この本では、星氏が実際に行った「住宅ローンを活用した不動産投資」についてストーリーで描かれています。住宅ローンとの出会い・仕組み・使い方・利用・購入・銀行ごとの分析といった流れで、時系列順に取り上げられているため、初心者でも読みやすいのが魅力です。

賃貸併用住宅を建てるための資金調達の方法について、体験談を基に具体的に書いてあるため、これから賃貸併用住宅で資産投資を始めたいと思っている方はイメージが付きやすくなるでしょう。

年収が少ない人・正規雇用じゃなくても行える不動産投資について様々な研究・検討した内容が分かるため、ぜひ一度手に取ってもらいたい一冊です。 ただし、こちらの本も2011年に出版されたものなので、条件や制度などが古い場合があるため注意してください。

6.不動産投資でゼロから7年間で1億円貯めた私の方法

『不動産投資でゼロから7年間で1億円貯めた私の方法』は、上記の著書と同じ著者の星・輝(ほし・てる)氏が出版した書著です。

不動産投資の自己体験について時系列順に小説形式で解説しているため、難しい解説本が苦手な方でも読み進めやすいのが魅力です。

この本では、自己資金をほとんど使わず、アパートやマンションなどの収益物件を買い増ししていく様子が具体的に解説されています。賃貸併用住宅に特化した本ではありませんが、幅広い不動産投資の体験談が展開されているので、不動産投資について様々な知識をつけたい方におすすめです。

中でも個人の投資家には難しいといわれる商業ビルの投資、店舗投資など様々な投資に成功した体験談や、不動産業者や金融機関に対する交渉術など、実用的なノウハウについては必読です。

成功談だけではなく、行き詰った際の打開方法などについても記されているため、リスク回避などにも役立ちます。なにより「資金ゼロから7年間で1億円を貯めた」という実績によって非常に説得力があり、不動産投資を検討している方にとってモチベーション維持に繋がる作品となるでしょう。

賃貸併用住宅の知っておきたい4つのメリット

賃貸併用住宅の知っておきたい4つのメリット

ここまでは書籍の紹介をしてきましたが、賃貸併用住宅を検討されている方向けにメリットも解説していきます。賃貸併用住宅で知っておきたい4つのメリットは、以下の通りです。

賃貸併用住宅のメリットを知り、上手く活用できれば、比較的安定的に収益を得ることが可能になります。賃貸併用住宅についてより詳しく知りたい方は、参考までにチェックしてみてください。

メリット1.住宅ローンを組むことができる

賃貸併用住宅は、住宅ローンを組むことができるのが最大のメリットといえます。投資用のアパートやマンションなどを建築する際は、アパートローンを組むことが一般的です。

しかし、オーナーの自宅部分を50%とする賃貸併用住宅の場合は、住宅ローンを組むことができます。住宅ローンはアパートローンより金利が低く、借入期間も比較的長期で設定できるため、月々のローン返済の負担が少ないのがメリットです。

金利の違いについては、以下の表の通りです。

住宅ローンの金利(フラット35) アパートローンの金利(三井住友信託銀行固定金利)
1.730%~3.020% 3.45%~4.54%

(※2023年7月現在)

アパートローンは、金利が高く融資期間が住宅ローンより短くなるのがデメリットです。住宅ローンの方が融資条件が有利なため、住宅ローンは「月々の負担を少なくしたい」「金利を安くしたい」という方におすすめします。

しかし、オーナーの自宅部分を50%とする賃貸併用住宅の場合は、住宅ローンを組むことができます。住宅ローンはアパートローンより金利が低く、借入期間も比較的長期で設定できるため、月々のローン返済の負担が少ないのがメリットです。

メリット2.団体信用生命保険に加入ができる

賃貸併用住宅で住宅ローンを組むことによって、団体信用生命保険(団信)への加入ができます。団信とは、借入の契約者が死亡・高度障害などで返済できない状態になった場合に、ローンの残債を免除する保険のことです。

そのため、契約者に万が一のことがあった際もローン返済の負担額を軽減でき、相続した遺族が返済の義務を負う心配がなくなります。ただし、健康状態などの告知によって所定の条件を満たさないと、団信に加入できない恐れがあるため注意が必要です。

また、団信によってローン残債がゼロになった場合、相続税が多く発生する可能性があります。相続のことを考慮してあえて団信に加入しないケースもあるため、家族と話し合っておく必要があるでしょう。

メリット3.相続税対策になる

賃貸併用住宅は、相続税対策にもなります。土地や建物にして相続することによって、現金をそのまま相続するより相続税評価額が減額されるため、相続税として支払う税金を軽減することができます。

「小規模宅地等の特例」の適用を受けることができれば、最大330平方メートルまでの土地の評価額を最大で80%減額を受けることも可能です。小規模宅地等の特例の条件については、以下の通りです。

「小規模宅地等の特例」の適用条件や減額される割合については、特定居住用宅地・特定事業用宅地・賃貸事業用宅地の土地や建物の状況によって変わってきます。賃貸併用住宅は、住宅部分と事業用地で分けて計算することができるため、アパートを1棟経営するより相続税が軽減できる可能性があるのです。

賃貸併用住宅で得られる家賃収入は、相続税の支払いに充てることができるため、相続人の負担軽減にも繋がります。賃貸部分については、建物の減価償却費・保険料など不動産経営の経費として計上ができるため、様々な節税効果があるのが賃貸併用住宅経営の魅力です。

節税の効果を最大限に出すには、税金や住宅関係の知識が必要なため、本記事で紹介した本を参考にしたり不動産投資の専門家に相談したりすることをおすすめします。

メリット4.ライフスタイルに合わせて運用ができる

賃貸併用住宅は、ライフスタイルに合わせて運用ができるのがメリットです。賃貸部分は第三者に貸す以外にも、様々な使い方ができます。

例えば賃貸部分を自分の事務所として活用したり、来客用の部屋として活用したりすることができます。賃貸併用住宅は一定の空き家のリスクはありますが、自分自身で利用することで、空いた空間を有効活用できるのが利点です。

また、将来子ども世帯と2世帯住宅を検討中の方にも人気です。賃貸併用住宅は、玄関・キッチン・お風呂などすべてが別に設計されているため、プライバシーを守りつつ同居することができます。

さらには、住宅ローンの支払いが終われば、自分たちの居住スペースも賃貸に出すことが可能です。将来的には、建物すべてを売却することもできるので、その時の状況やライフスタイルに合わせて活用しやすいのが賃貸併用住宅のメリットといえるでしょう。

より賃貸併用住宅について詳しく知りたい方は、以下の記事で賃貸併用住宅について詳しく解説しています。

賃貸併用住宅についてはこちら

賃貸併用住宅を検討するなら情報収集が大事!まずは無料相談へ!

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今回は、賃貸併用住宅について学べる本と、賃貸併用住宅の知っておきたいメリットについて解説しました。本記事で紹介した本では、賃貸併用住宅の基本知識やノウハウ、経験談などを分かりやすく学ぶことができます。

賃貸併用住宅で成功させるには、賃貸併用住宅に関する知識を身に着けることが大切です。「賃貸併用住宅に興味がある」「低リスクな不動産投資の方法を知っておきたい」という方は、ぜひ本記事で紹介した本を活用しながら、事前に情報収集を行ってみてください。

M-LINEでは、賃貸併用住宅のご相談も承っています。賃貸併用住宅をご検討の方、賃貸併用住宅について不安点がある方は、ぜひ一度ご相談ください。

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監修者情報

高坂 昇

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

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