狭い土地駐車場

狭い土地の駐車場活用方法【工夫するポイントを解説】

狭小地に住宅を建てる際に「駐車場を作りたい」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。しかし、狭小地で住宅と駐車場のスペースを確保するのは、なかなか難しいですよね。

しかし、狭い土地でも設計などの工夫によって、駐車場を確保できた事例も多くあります。例えば、ビルトインガレージを作って縦の空間を有効活用する方法などです。

ただ、狭い土地で駐車場を作る際は、あらゆる問題点について理解を深めておくことが大切です。

そこで本記事では、狭い土地に駐車場を作る際の問題点や、狭い土地に駐車場を作る際の工夫点について詳しく解説します。狭い土地に駐車場を作るか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

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狭い土地に駐車場を作る際の問題点【事例を紹介】

狭い土地に駐車場を作る際の問題点【事例を紹介】

狭い土地に駐車場を作る際は、以下の3つの問題点に注意しなければなりません。

狭い土地の駐車場は、車が停めにくい・出し入れしにくいなどの問題や、外構デザインの自由度が下がるなどの問題があります。一度駐車場の施工をしてしまうと、修正が難しいため、事前に駐車場の問題の事例について確認しておきましょう。

1.駐車場に車が停めにくい・出し入れしにくい

狭い土地に駐車場を作ると、荷物の出し入れがしにくいのが問題です。なぜなら、1台が停められるようギリギリのスペースで作られている場合が多く、荷物の出し入れをする際は家や車に当たらないように注意する必要があるからです。

また、人の乗り降りがしにくいのもよくある事例になります。ドアの開閉時に家や車に当たらないか心配な方は、スライドドアなどの車を検討しましょう。

もう1点注意したいのが、バックドアの開閉スペースです。バックドアを開ける際は、1mほど後方に空間が必要です。車1台分がギリギリで入るスペースの駐車場だと、路上駐車して荷物の出し入れを行わなければならず、周りの迷惑となる場合もあります。

このように、駐車場を作る際は車1台を停められるかで判断するのではなく、「乗降時」「荷物の出し入れ」「バックドアを開閉時」など実用的なシーンをイメージして設計することが大切です。

2.車の停め方によって確保するスペースが異なる

狭い土地に駐車場を作る際は、停め方によって確保するスペースが異なります。理由としては、駐車場を作る際は直角駐車・並列駐車・縦列駐車の3種類あり、それぞれ確保するスペースの向きや広さが異なるからです。

最も一般的な駐車場のタイプは、直角駐車です。道路に対して車を直角に停める方法で、駐車場が車の長さ以上の奥行きと、前面道路が幅4m以上ある場合の駐車方法となります。

並列駐車は、横向きに停める駐車方法です。直角駐車と比べて奥行きは必要なくなりますが、車が停めづらい・2台確保するのは難しいといった問題があります。

縦列駐車は、2台の横並びスペースがない場合、縦に2台の車を停めるスペースが作れます。しかし、奥の車の出し入れをする際は、道路側の車を動かさなければならないのがデメリットです。

また、軽自動車など比較的小さめの車を所有している方は、将来大きな車に買い替える予定がないかも検討ポイントです。軽自動車はスムーズに停めることができても、ファミリーカーでは使い勝手が悪い場合もあります。

車の買い替えなど、将来起こりうる様々な想定をして、駐車スペースの検討をしましょう。

3.外構デザインの自由度が下がる

狭い土地に駐車場を作ると、外構デザインの自由度が下がるのが問題点です。なぜならフェンスや塀などは、周りの見通しが悪くなる場合があり、車が停めにくくなる可能性があるためです。

狭い土地では、敷地が限られているため、駐車場として活用してしまうと理想の外構デザインができない可能性もあります。他にも、車の排気ガスなどが直接当たる場所は、植物などに悪い影響を与える可能性があるため花壇などを設置するのは難しいでしょう。

このように、狭い土地に駐車場をスペースを作ると、外構デザインの自由度が下がってしまうのが難点です。マイホームのエクステリアにはこだわりたいという方は、狭小地の外構デザインが得意な業者に相談してみるのも一つの方法です。

狭い土地に駐車場を作る際の工夫点【5つのポイント】

狭い土地に駐車場を作る際の工夫点【5つのポイント】

狭い土地に駐車場を作る際は、以下の5つの工夫点を参考にしましょう。

狭い土地に駐車場を作る際は、駐車場の設計を工夫するだけなく、ビルトインガレージにするなど住宅の設計を工夫する方法もあります。以下では、それぞれの工夫点について解説するので、様々な選択肢を検討しましょう。

1.ビルトインガレージにする

狭い土地に駐車場を作る際は、ビルトインガレージにするのがおすすめです。ビルトインガレージとは、駐車できるスペースを住宅の1階部分に設け、シャッターやドアを設置したガレージのことです。

理由としては、駐車場のスペースがない場合でも、住宅部分に駐車場スペースを組み込むことが可能なため、土地を有効活用できます。また、車を雨や日差しから守ることができ、荷物の積み下ろしや人の乗り降りの際も雨に濡れる心配もありません。

ただし、ビルトインガレージは住宅の1階部分に空間を作ることになるため、耐震性などを高める施工が必要になります。そのため、一般的な建築費用よりも費用が高くなる可能性があることを理解しておきましょう。

また、ビルトインガレージの床面積によって、固定資産税が高くなる場合があります。しかし、ビルトインガレージは、「建物の延床面積の5分の1を限度として、容積率の計算から除外できる」という緩和特例が用意されているのがポイント。

そのため、固定資産税の負担を増やしたくない方は、ガレージ部分の床面積を建物の5分の1以下に設計すると良いでしょう。

2.スキップフロア・ロフトを活用する

狭い土地に駐車場を作るために、スキップフロア・ロフトを利用する方法もあります。なぜなら、住宅のデッドスペースを有効活用できるため、住宅の床面積を減らし、駐車場スペースを確保できる可能性があるからです。

スキップフロアとは、床の一部の高低差を設けて、空間を仕切る方法です。廊下などの空間が不要になるため、その分浮いたスペースを駐車場として活用できる可能性があるでしょう。

また、ロフトは、一部の部屋を二層式にした上部空間です。屋根裏のデッドスペースなどを活用でき、収納場所としたり、読書をするスペースとして活用したりできます。

駐車場を増やすために、ロフトなどの空間を利用し、住宅の設計を見直してみるのも1つの方法でしょう。

3.旗竿地であれば車路を隣地と共有する

土地が旗竿地であれば、車路を隣地と共有する方法もあります。理由としては、隣地と土地を共有することで、駐車スペースの空間に余裕を持たせられるからです。

例えば、隣地との間にフェンスなどを作らず土地を共有すれば、車2台を余裕を持って駐車できます。隣地との間をフェンスなどで仕切ってしまうと、ドアが開けにくくなったり荷物の積み下ろしが面倒になったりします。

広さや形状にもよりますが、お隣さんとの関係性が良ければ土地を共有できないか相談してみましょう。ただし、共有する際は事前にルールなどを決定し、必ずルールを守ることが重要となります。

4.近辺で駐車場を見つける

どうしても自宅に駐車場を作るスペースが足りない場合は、近辺で駐車場を見つける方法もおすすめです。無理に狭い土地に駐車場を作ろうとすると、使いにくかったり停めにくかったりして失敗するケースもあります。

近辺に月極駐車場などがあれば、車の出し入れなどに苦労する必要もなく、スムーズに駐車できます。コストがかかりますが、どちらが便利なのかを考え、近辺で駐車場を見つける方法も検討してみましょう。

5.軽自動車にするもしくは車を持たない

狭小地に住宅を建てる際は、軽自動車にするもしくは車を持たないという選択肢も検討しましょう。なぜなら、生活しやすい環境の場合は、車自体が必要ない場合もあるからです。

例えば、駅やバス停が近くにあったり、スーパーや病院など生活がしやすい環境だったりする場合などが挙げられます。徒歩や公共交通機関などを活用して、生活に困らない場合は車を持たないという選択肢も1つの方法でしょう。

また、普通乗用車に乗っている場合は、軽自動車にすることで駐車スペースを確保できる場合があります。最近では、普通車でも小型な車も多いので、小さめの車種を選ぶのも1つの方法です。

小型な車や軽自動車は燃費もよくなり、ガソリン代や自動車税の負担も減らすことができるのでおすすめです。

狭い土地に駐車場を作る理想の広さは?

狭い土地に駐車場を作る理想の広さは?

狭い土地に駐車場を作る理想の広さは、どの車両も同じ広さではなく、自分の所有している自動車の大きさによって違います。理由としては、対象車両に対して最低限必要な長さ・幅員が、国土交通省の指針で定められているためです。

国土交通省で定められた駐車ますの長さ・幅員に関しては、以下の通りです。

対象車両 長さ 幅員
軽自動車 3.6m 2.0m
小型乗用車 5.0m 2.3m
普通乗用車 6.0m 2.5m

出典:駐車場設計:施工指針について|国土交通省

つまり、上記の数値が駐車場をコンパクトに作るための最低限の広さとなります。狭い土地で駐車場を作る場合は、以下の目安を参考にしてみてください。

また、自分の車にぴったりの駐車場を作るためには、マイカーのサイズを確認する方法も1つの方法です。車のサイズは、車検証などで確認することができます。

一般的に運転席・助手席のドアを開けた時に必要な広さは、「車両の幅+60cm」だといわれています。そのため、助手席側・運転席側で両方ドアを開けても余裕がある駐車場を作りたいなら、幅員を車両の幅+120cm程度確保する必要があるのです。

バックドアをフルオープンした時のスペースは、バックドアの長さ+30cm程度を目安にすると良いでしょう。バックドアより30cm長く駐車場を作れば、余裕を持って開閉ができるようになります。

ただし、荷物の積み下ろしなどの頻度が多い方は、基本的な広さよりもゆとりを持った広さにするのがおすすめです。具体的には、以下のような場合は、一般的な駐車場よりも広く設計をした方が良いでしょう。

狭い土地に作る駐車場に関するよくある質問

狭い土地に作る駐車場に関するよくある質問

ここからは、狭い土地に駐車場を作る際に、よくある質問を紹介します。

狭い土地では、「狭い駐車場を広くしたい」といった声が多くあります。特に頻繁に自動車を利用する人にとって、駐車場が使いやすいかどうかが非常に重要となります。

狭い土地の駐車場作りに失敗しないためにも、ぜひよくある質問の内容についてもチェックしておきましょう。

狭い土地の駐車場を広くしたいけど可能?

狭い土地の駐車場を広くすることは可能です。狭い土地の駐車場を広くするには、家の設計を工夫する方法があります。

前述でも解説した通り、ビルトインガレージやスキップフロア・ロフトを活用する方法です。

駐車場を広くできる理由としては、狭い土地を有効活用するためです。ビルトインガレージでは、住宅の一階部分に駐車場を作るため、住居部分に駐車場を組み込むことができます。

スキップフロア・ロフトは、廊下や収納スペース等などの空間が不要になり、浮いたスペースを駐車場として活用できます。ただし、どちらの方法も建築費用が高くなる可能性もあるため、事前に色々な設計で見積もりを比較して検討しましょう。

駐車場の寸法は法律で決められている?

駐車場の寸法は、法律で定められている訳ではありませんが、国土交通省の指針によって駐車ますの大きさが定められています。

前述でも紹介しましたが、国土交通省で定められた駐車ますの長さ・幅員に関しては、以下の通りです。

対象車両 長さ 幅員
軽自動車 3.6m 2.0m
小型乗用車 5.0m 2.3m
普通乗用車 6.0m 2.5m

出典:駐車場設計:施工指針について|国土交通省

土地上記の対象車両の数値を参考に、最低限の駐車場の寸法を確保するようにしましょう。また、乗り降りや荷物の積み下ろしなどでストレスを感じないためには、もう少し寸法にゆとりがあると安心です。

戸建ての狭い駐車場でのトラブルはあるもの?

戸建ての狭い駐車場では、トラブルが発生するケースも少なくありません。なぜなら、日常的に利用するイメージが具体的にできていないためです。

具体的には、以下のようなトラブルの事例があります。

上記の事例の中で一番問題なのが、車種変更などで車が入らなくなるケースです。例えば、新築時には軽自動車に乗っていたため、軽自動車の駐車スペースしか作らなかった場合は、軽自動車よりも大きな車に買い替えると駐車場が使えなくなってしまいます。

このように、せっかく駐車場を作ったのにも関わらず、使えなくなってしまう場合もあるため、車の買い替えなどの今後の想定もしておくことが大切です。

また、自動車が入るギリギリで駐車場を設置してしまうと、思ったより使いにくいというケースも少なくありません。乗り降り・荷物を積み下ろし・バックドアの開閉など様々なシーンを想定しましょう。

上記のようなトラブルを防ぐためにも、住宅の設計のプロであるハウスメーカーや建築業者に相談するのがおすすめです。

まとめ:狭い土地の駐車場を活かすにはまずはM-LINEへ相談を!

まとめ:狭い土地の駐車場を活かすにはまずはM-LINEへ相談を!

今回は、狭い土地に駐車場を作る際の問題点や工夫点について解説しました。狭い土地で駐車場を作る際は、駐車場や住宅の設計を工夫したり、別の手段を検討したりすることが大切です。

また、狭い土地に駐車場を作る際は、ただ車が入るスペースを確保するだけではいけません。人が乗り降りしやすいか、荷物の積み下ろしがしやすいか、駐車しにくくないかなど、実用シーンを具体的にイメージしましょう。

狭い土地を有効活用するには、ビルドインガレージにしたり、スキップフロア・ロフトなどを活用したり等、様々な活用方法があります。ぜひ本記事の工夫点等を参考に駐車場が作れるかどうか検討してみてください。

M-LINEでは、狭小住宅の建設等について豊富な知識と経験があり、狭小地の駐車場のご相談も承っております。お客様のご要望を伺った上で、土地の形状・周辺環境・住宅の設計等の様々な観点から最適なご提案をさせていただきます。

「他のハウスメーカーでは駐車場は難しいといわれた」「住宅の広さも確保したい」などのどんなお悩みでもぜひ一度ご相談ください。

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監修者情報

高坂 昇

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

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