1.M-LINE

M-LINEは東京23区に特化し、RC造や鉄骨造、S造の注文住宅や多層階住宅を数多く手がけているハウスメーカーです。

特長は、無駄を一切許さない高い設計力を活かし、10センチメートルの隙間さえも有効に活用する家づくりを行っていることです。既製品を組み合わせるのではなく、縦横斜めの設計を駆使し、敷地の形状に合わせた無駄のない空間を設計。限られた土地を最大限に活用するため、20坪以下の狭小敷地でも、ワンランク上の土地活用を提案できるのがM-LINEの強みです。

さらに、鉄筋やコンクリートに木造を組み合わせた混構造を提案することで、他社では実現が難しい多層階住宅の建築を可能にしています。木造を取り入れることで、多層階住宅のコストを抑えられるのも利点です。屋上や地下を設けた住宅の建築実績も豊富です。

通常の戸建てだけでなく、二世帯住宅、賃貸併用住宅、店舗併用住宅などの多様なニーズにも柔軟に対応しています。

2.セキスイハイム

セキスイハイムは積水化学グループの住宅ブランドで、「一歩先にある未来の住まいづくり」を目指しているハウスメーカーです。

特長は、環境性能、安心性能、快適性能の3つを根幹とし、高い性能を備えた住宅を開発していることです。ムリ、ムラを削減して、省エネルギーで過ごせる住まいを提供しています。

また、耐震性の高い頑丈な住まい構造やエネルギーの自給自足を実現することで、災害時のリスクを最小限に抑えられる点も注目すべきポイント。例えば、太陽光を活用した独自の「おひさまハイム」は自宅でクリーンな電力を生成するため、災害時でも電力を確保できます。

3.一条工務店

一条工務店は、ダントツの住宅性能を目指して家づくりを行っているハウスメーカーです。2022年に「最新年間で最も売れている注文住宅会社」「最新年間で最も多くの太陽光搭載住宅を建てた会社」「最大の工業化住宅工場」の3項目において、ギネス世界記録™に認定された実績があります。

特長は、東京大学をはじめとする大学や研究機関と連携し、数多くの実大実験を繰り返しながら家づくりを行なっていることです。耐震性能をはじめ、断熱性能、気密性能、耐火性能、耐風性能を兼ね備えた業界トップクラスの住宅性能が強みです。

また、一条工務店はモデルハウスを標準仕様で建設しています。モデルハウスで確認した通りの住宅を建てられるので、完成後の住まいのイメージがしやすい点も評価されています。

4.住友林業

住友林業グループは、森林経営から木材建築、バイオマス発電まで、木を軸とした事業活動を展開しています。300年以上木と共に歩んできた経験と実績をもとに、高品質な木材を安定的に仕入れ、快適な住まいを提供しています。

特長は、木を活かしたオリジナル部材「PRIME WOOD」を採用していることです。良質な木材は、時を経るごとに味わいや深みが増していきます。木が持つ個性や温かみを最大限に活かした心地よい空間が、唯一無二のマイホームを実現してくれるでしょう。また、木の特性を活かす技術に最先端テクノロジーを組み合わせることで、高い耐震性、耐久性、断熱性を実現している点も強みです。

最長60年保証や60年目まで無料点検といったロングサポート体制も魅力の一つです。

5.へーベルハウス

へーベルハウスは、旭化成ホームグループが提供する住宅ブランドです。人生100年時代のニーズに応えるため、長期にわたり安心、快適に暮らせる住まいを提供しています。

特長は、快適な温度環境を維持する独自の「ヘーベルシェルタードダブル断熱構法」を導入している点です。夏は涼しく冬は暖かく過ごせるため、光熱費の節約が可能。健康面や経済面で、大きなメリットを提供しています。

また、世界的に高い性能が認められ、多くの建築物で採用されている「ALCコンクリート・ヘーベル」を使用していることも注目すべきポイント。耐火性、断熱性、耐久性、遮音性など8つの複合性能を高水準で備えており、住宅の質をさらに高めています。

さらに、建築後も60年先まで定期点検を実施しているため、長く安心して暮らせることも大きな魅力です。

6.タマホーム

タマホームは、ローコストで家を建てられると人気のハウスメーカーです。

特長は、コストパフォーマンスに優れた住宅を提供していることです。材料費、労務費、運搬費などのコストを徹底的に削減し、価格を抑えつつも高品質な住まいを実現しています。

また、20代がマイホームを実現しやすいように力を入れている点も注目です。タマホームの公式ホームページによると、頭金なしでマイホームを購入した20代オーナーは約半数に達しています。さらに、住宅購入前の家賃と比較して、購入後の月々の支払いが同等または下がったと回答した割合は約3分の2にのぼります。経済的な負担を減らし、無理なくマイホームを手に入れたい方に特におすすめです。

7.積水ハウス

積水ハウスは、家を一番幸せな場所にすることを目標に、家族の希望や感性を反映したオーダーメイドの家づくりを提案しています。2024年1月時点での累計建築戸数は、約266万戸と世界一。まさに、日本を代表するハウスメーカーです。

特長は、邸別の自由設計にこだわっていることです。一級建築士を全国に配置することで、オーナーの思いや希望を組み込んだマイホームを提案しています。

また、安心、安全、心地よい暮らしを追求した独自のスマートユニバーサルデザインにも注目です。1階の室内と外部デッキがフラットにつながる設計や、小さな子供でも安全に操作できる扉などを採用し、誰でも安全に暮らせる住まいを提供しています。

8.大和ハウス

大和ハウスは、1955年の創業以来、住宅のパイオニアとして、時代のニーズに合った商品を次々と開発してきたハウスメーカーです。

特長は、営業から設計、インテリアコーディネート、施工、アフターサービスに至るまで、各分野の専門スタッフが連携し、オーナーの理想の住まいづくりをサポートしていることです。社内には、一級建築士資格を持つ「ハウジングマイスター」が多数在籍しており、専門的な提案が可能。平屋から5階建てまで、ニーズに合った住宅を実現します。

大和ハウスの戸建て住宅は、標準仕様で長期優良住宅の認定基準に対応しています。良質な住宅を長持ちさせられるうえ、税制優遇のメリットを受けられることが魅力です。また、入居後も手厚いサポート体制が整っている点も安心です。

9.三井ホーム

三井ホームは、木造住宅分野で特に優れた技術とサービスを提供しているハウスメーカーです。

特長としては、オリジナリティあふれる洋風デザインを得意としている点が挙げられます。可愛らしく、おしゃれな雰囲気のデザインは、他のハウスメーカーとは一線を画しています。さらに、専属のインテリアコーディネーターやデザイナーが、インテリア、家具、照明などに関するアドバイスをしてくれるため、内装まで洗練されたデザインを実現できる点も大きな魅力です。

また、独自の「プレミアム・モノコック構法」によって高い耐震性、断熱性、耐久性を実現している点も大きなポイントです。防音や遮音の性能にも優れており、快適な住環境を提供しています。

10.ミサワホーム

ミサワホームは、無駄がなく洗練されたデザインの住まいを提供しているハウスメーカーです。1990年から2023年まで34年連続で、グッドデザイン賞を受賞しています。

特長は、収納を増やし生活空間を広げる「蔵のある家」を提供していることです。家の中間階層や1階に蔵を設けることで、生活空間を圧迫せずに十分な収納スペースを確保しています。蔵の上部はスキップフロアとして活用できるため、スタイリッシュで実用的な空間を実現できることもポイントです。

また、耐震性の高さも大きな強みです。独自の制震装置「MGEO」は、地震エネルギーを大幅に削減し、巨大地震だけでなく繰り返し発生する余震にも対応します。

1.価格帯が予算に見合っているか

価格帯が予算に見合ったハウスメーカーを選ぶことで、無理のない資金計画が立てられます。ハウスメーカーは、大きく以下の4つの価格帯に分けられます。

マイホームの建築費にかけられるおおよその予算を決めておくことで、自分に合うハウスメーカーを効率的に絞ることができます。

なお、予算について考える際は、建築費に加えて土地代やランニングコスト（維持費、光熱費、税金など）も忘れずに考慮しましょう。

2.外装や内装のデザインが好みに合っているか

満足のいくマイホームを実現するためには、外装や内装のデザインが自分の好みに合ったハウスメーカーを選ぶことが重要です。

家のデザインには、モダン、和風、北欧、アメリカンなど様々なスタイルがあります。ハウスメーカーによって得意とするデザインや住宅タイプは異なるため、過去の施工事例を確認し、自分の理想に近いデザインを提供しているハウスメーカーを選びましょう。

また、内装のデザインや仕様もハウスメーカーによって大きく異なる場合があります。外装だけで選ばずに、住宅展示場や内見に足を運び、内装の細かい部分もチェックすることが大切です。

3.どのような工法や構造を採用しているか

ハウスメーカーによって採用している工法や構造は異なります。工法や構造は住まいの快適さや耐久性に影響するため、しっかりと確認することが大切です。

例えば、東京23区に特化したM-LINEは、鉄筋とコンクリートを組み合わせたRC造や、鉄骨を用いた鉄骨造、S造を得意としています。東京の狭小地に、三階建て以上の多層階住宅を建てたいと考えている場合は、強度が強く、耐震性や耐火性が優れているRC像や鉄骨造が適しています。

一方で、コストをできるだけ抑えたい場合は、比較的安い費用で建てられる木造の住宅を検討するとよいでしょう。自分の予算や希望の住宅タイプに応じて、最適な工法や構造を提案してくれるハウスメーカーを選ぶことが重要です。

4.住宅の性能が高いか

長く快適に暮らすためには、住宅の性能についてもしっかりと確認しておく必要があります。住宅の性能には、主に以下の要素があります。

上記の要素を総合的に評価し、信頼できるハウスメーカーを選択しましょう。

5.営業担当者が信頼できるか

営業担当者が信頼できるかどうかは、家づくりの成功に大きな影響を与えます。

信頼できる担当者であれば、質問に的確に答え、ニーズに合わせた最適な提案をしてくれるでしょう。また、トラブルが発生した際にも迅速に対応し、問題解決に向けた最善の策を講じてくれる可能性が高いです。

反対に、営業担当者が信頼できなければ、不信感やストレスが積み重なり、家づくりのプロセス全体がスムーズに進まなくなる原因になりかねません。不十分な説明や提案の質の低さ、対応の遅さなどが重なると、結果として理想の家が実現できないばかりか、予算オーバーやスケジュールの遅延といった問題に直面することも考えられます。